SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2024 秋の陣

2024年9月25日(水)・26日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

Operation Online Press

2年でビジネスが3倍に。RPA導入のキーエリアは3つ ― EY アンディ・ギラード氏と高見陽一郎氏に聞く


 近年急速に成長しているRPA。グローバルで数多くのRPAプロジェクトを進めており、RPAの実状を知るEY(アーンスト・アンド・ヤング)のアンディ・ギラード氏と高見陽一郎氏にRPA導入を成功させるポイントや今後の動向について聞いた。 

もう一度見直すRPA~成功のポイントから将来予測まで

EY APAC Financial Services Digital Operations Leader アンディ・ギラード氏
EY APAC Financial Services Digital Operations Leader
アンディ・ギラード氏

 近年、銀行や保険など金融業界を皮切りに、小売業や製造業などにもRPAが広がりつつある。EY APAC Financial Services Digital Operations Leaderを務めるアンディ・ギラード氏は「EYにおけるRPAビジネスはここ2年で3倍に伸びています」と話す。EY全体では、1000ほどのロボットが毎日24時間稼働しているという。ギラード氏は同社の優位性について「大規模な自動化プロセスを持ち、経験豊富な人材もいて、ビジネスプロセスにエンジニアリングを的確にあてはめることで成果を出せています」と説明する。

 日本における事情について、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの高見陽一郎氏は「昨年まではスモールスタートが多かったですが、2018年になると最初から海外展開を見すえた相談が増えています。すでに導入した企業では次のステップに進んでいます」と話す。様子見な導入から本格的な導入へと移ってきている。

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの高見陽一郎氏
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング
高見陽一郎氏

 ギラード氏によると、RPA導入の主目的は大きく分けて3つに分かれるという。1つ目はカスタマーサービスの質を向上させること、2つ目は組織内の生産性を上げること、3つ目は企業のガバナンスを向上させリスクを削減させること。

 「RPAは短期間で顕著な効果を出せます。しかし、企業ITをよりインテリジェントにするために、どのようにRPAを使えば効果的か。機械学習やチャットボットなどの他の技術も組み合わせたほうがいい場合もあります。それぞれのビジネス要件に合わせて考えていく必要があります」(ギラード氏)

 海外のRPA成功例として、ギラード氏はグローバル企業の人事部門でのRPA導入を挙げた。世界で26万人ほどの従業員がいる企業の人事部では、これまで世界中の従業員から毎日のように同じような問い合わせに繰り返し対応していた。そこにRPAとチャットボットを組み合わせることで、単純な質問への対応を無人化できた。その結果、導入からわずか数ヶ月で担当者の問い合わせ対応時間を200万時間も削減できたという。人間はより複雑な質問に集中できるようになり、「企業にポジティブな効果をもたらします」(ギラード氏)

 「日本でもいろんな変革が起きているのを肌で感じます。従業員の生産性が向上することでワークスタイルにも変化が起きています。RPA自体は自動化のための技術ですが、変化の中心に人がいます」。高見氏も人間の変化に着目し、「RPAではテクノロジーと人間が共存していこうとする動きが見られます」と言う。

 短期的に見るだけでも、RPAは生産性向上や労働時間削減といった形で成果が目に見えやすい。単純作業を自動化することで人間が早く帰宅できれば、残業時間を減らせるだけではなく、大雪や台風などの日に早く帰宅することも可能になる。子どもを迎えにいかなくてはならない従業員にとってもメリットがある。

次のページ
RPA導入で成功するための4つのポイント

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
Operation Online Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/11167 2018/09/28 10:59

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング