「フラッシュストレージに関する誤解を払拭する」という理由で始めた本連載は、今回で3回目を迎えました。これまでの連載では第1回で信頼性、第2回でパフォーマンスの特性について解説しました。今回は、フラッシュがエンタープライズシステムに適用されてきた10年の軌跡を振り返りながら、信頼性を疑われてきたフラッシュストレージに対するストレージベンダーの取り組みやイノベーションを紹介しつつ、これから先起きえることを解説していきたいと思います。なぜ、このような話をするのか、その理由を最初に書いてしまいますが、今日のようにオールフラッシュストレージが様々なシーンで活用されるようになり、安心できるようになった背景がこの歴史から紐解けるからに他なりません。一言で言うならばNANDフラッシュの特性にあわせてデザインされてきたこと、そしてその影には半導体の進化のみならず、ソフトウェア技術の進化が大きいことにあります。
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山本 哲也(ヤマモト テツヤ)
サンディスク株式会社 エヴァンジェリスト
ウェスタンデジタルグループに属するサンディスク株式会社のエンタープライズ向けフラッシュストレージ製品をはじめコマーシャルビジネス製品全体の販売促進活動ならびにアライアンス強化活動等のマーケティングを担当。以前は日本DEC(現、日本HP)や日本オラクル、フュージ...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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