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data tech 2018 講演レポート(AD)

データ流通のボトルネックを見過ごすな――Delphixでデータ準備工程を大幅短縮

Dynamic Data Platform「Delphix」の仕組み

 小山氏は「データの流通に課題が潜んでないでしょうか。適したデータ、適したタイミング、適した場所。データを自在に展開する必要があります。そのためのソリューションとしてDynamic Data Platform『Delphix』があります」と示した。  

 Delphixはデータの仮想化を実現する。より具体的には、データの高速複製、断面取得、巻き戻し、ストレージ消費量削減、マスキングなど、データに関する課題を解決するデータプラットフォームだ。  

 データの物理的なコピーをすることなく、仮想化やマスキングを行うため、高速に複製できる。例えばデータソースからデータを収集すると、分析用、開発用、検証用など複数の用途向けにデータを準備できる。そのため高速にデータを複製できる。  

出所:アシスト

 またデータはブロックのポインタ情報で仮想的なデータベースを作成しておくため、ある時点のデータに戻したり、断面取得をしたりすることができる。また使用する環境ごとにDelphixの仮想データベースへネットワーク経由でマウントする形とする。

出所:アシスト

 Delphixを用いると、テスト工程で時間がかかる部分となるデータの複製やバックアップなどにかかる時間が大幅に短縮できるため、テスト工程はそのままでも、かかる時間を大幅に減らすことができる。やることは変わらずに時間短縮ができてしまうのだ。  

 また業務データベースに負荷をかけることなく複製できるため、リアルタイムのデータを分析や検証で使えるようになる。鮮度が高いだけではなく、見たい時点のデータにアクセスできるようになる。  

 こうした仕組みはストレージコストの削減にも役立つ。先述したように、監査や検証のために複数の世代のデータを管理する必要があった。似たようなデータのコピーを多数保有することになる。ところがDelphixなら断面取得することで(物理的に複製することなく)、「いつ時点の○○向けのデータ」を自在に複数保有できることになる。  

 またDelphixではデータ操作の権限委譲ができるのも特徴だ。「セルフサービス」という形で、分析や検証の担当者が好きなようにデータを操作できる。一般的には業務システムのデータを切り出して分析や検証に使う場合、業務システムの管理者に依頼して、作業してもらえるのを待たなくてはならなかった。途中で承認プロセスが入ることもある。そうこうしている間に何日かを消費していたが、Delphixなら業務システムの管理者ではない担当者がデータ準備できるため「待ち時間」が生じず、必要な時に素早くデータを入手できる。操作するためのインターフェースはGUIで使いやすいのも特徴だ。

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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