SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Security Online Day 2025 春の陣(開催予定)

2025年3月18日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZine Press

シュナイダーエレクトリック、エッジを強化するマイクロデータセンターを発表

 重電・産業用電気機器大手の仏シュナイダーエレクトリック(以下、シュナイダー)は10月2日(現地時間)、スペイン・バルセロナにおいて同社の年次プライベートカンファレンス「Innovation Summit Barcelona」を開催。エッジコンピューティング戦略などの取り組みを紹介するとともに、6Uサイズのマイクロデータセンターを発表した。

DXでCO2を削減するのは企業の使命

会場となったCCIB( Centre de Convencions Internacional de Barcelona/バルセロナ国際会議場)には、世界各国から3500名が参加した

会場となったCCIB( Centre de Convencions Internacional de Barcelona/バルセロナ国際会議場)には、世界各国から3500名が参加した

 カンファレンス開催前週にはニューヨークで「国連気候行動サミット2019」が開催され、気候変動対策の必要性が指摘されたばかりだ。同社でCEO(最高経営責任者)を務めるジャン・パスカル・トリコワ(Jean-Pascal Tricoire)氏は基調講演で、「急増するエネルギー需要を効率化することが、顧客企業にとってもシュナイダーにとっても喫緊の役目だ。そのためには、エネルギー転換とデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する必要がある」と力説した。

<p>シュナイダーでCEO(最高経営責任者)を務めるジャン・パスカル・トリコワ(Jean-Pascal Tricoire)氏</p>

シュナイダーでCEO(最高経営責任者)を務めるジャン・パスカル・トリコワ(Jean-Pascal Tricoire)氏

 近年、シュナイダーは産業用電機のマネジメントとオートメーション(自動化)におけるDXの必要性を訴えている。長年にわたり産業用電機関連ビジネスを手掛ける同社は、OT(Operational Technology)分野の知見とマジメントのノウハウを持つ。同社幹部は「長年、さまざまな電力管理装置を開発し、その運用管理技術を持つ。シュナイダーの強みは、ビルディングやプラント、製造分野の現状と課題を理解し、最善の解決策を提案できることだ」と説明する。

 実際、シュナイダーのビジネスは堅調だ。2018年の年間売上は、実績ベース約260億ユーロ(約3兆3000億円)に達する。世界100カ国以上でビジネスを展開し、売上げに占める新興国の比率は42%となっている。

 トリコワ氏は、「IoT(Internet of Things)や、AI(人工知能)、5Gといった最新技術を活用するには、これまで以上の電力が必要だ。ビルディング、データセンター、公共インフラ、製造業で消費されるエネルギー量は、全世界エネルギー消費量の70%を占める」と指摘。そのうえで、企業が既存のエネルギー消費構造から脱客してDXを実現し、現在稼働しているビルディングの半数でDXとオートメーションが実現できれば、2040年までに世界のCO2排出量の50%を削減できる」との見解を示した。

次のページ
OT側からアプローチするIoTプラットフォームの強みとは

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
EnterpriseZine Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

鈴木恭子(スズキキョウコ)

ITジャーナリスト。
週刊誌記者などを経て、2001年IDGジャパンに入社しWindows Server World、Computerworldを担当。2013年6月にITジャーナリストとして独立した。主な専門分野はIoTとセキュリティ。当面の目標はOWSイベントで泳ぐこと。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/12522 2019/10/07 14:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング