米Denodo Technologiesは、「Denodo Coronavirus Data Portal」(CDP)を、6月11日に公開した。
CDPは、新型コロナウイルス感染症に関する最新かつもっとも信頼できるデータを集めた協調的プラットフォーム。パンデミック対策を支援するとともに、予防策を促進し、完治までの期間を短縮する。
CDPには「Denodo Platform」のデータ仮想化機能が用いられており、分散しているグローバルデータセットをリアルタイムで統合・キュレーションする。統合されたデータは、データサイエンティスト、アナリスト、研究者、および他の関係者がただちに利用できる。
現時点では、40個の異なるデータソースの、400個を超えるデータセットが統合されている。CDPのおもな機能は以下の通り。
- 新型コロナウイルス感染症に関するグローバルデータ(感染率と死亡率、医療施設の状況、ワクチン研究開発、経済的影響など)の提案、アップロード、および共有
- パンデミックと戦うため、さまざまな視点による新型コロナウイルス感染症に関するデータの調査および統合
- Tableau、Power BIといったBIツールを使用し、統合されたデータの可視化
- APIによる他のアプリケーションとの接続
同社の製品のユーザーやパートナーは、CDPに無制限でアクセスできる。また、今後数か月間はあらゆるユーザー、企業、公的・私的機関にも開放されており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況によっては、アクセス可能な期間が延長される可能性もある。また、すべての分析機能を備えたサンドボックスバージョン(Denodo Express - COVID-19エディション)にも自由にアクセスできる。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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