4つのクラウドでDXを加速
あらゆる業界でデジタル化やDX推進が掲げられるようになったように、コロナ禍で変革の必要性を強く認識する企業が増えている。それを実現するための手段は多くあるが、基盤の1つとして欠かせないのがクラウドの存在だろう。Google Cloud 日本代表の平手智行氏は、「思考の変化にともなって新しいテクノロジー要件が求められています。そして、その要件を満たし、トランスフォーメーションの加速を実現するものがクラウドだと考えています」と述べる。
Google Cloudは、ビジネスインテリジェンスに欠かせないデータ分析を支援する「データクラウド」、ハイブリッドマルチクラウドを実現する「オープンクラウド」、生産性やコラボレーションを実現する「ピープルクラウド」、ビジネスに重要な要素を保護する「トラステッドクラウド」という、4つのクラウドで変革を支援するという。
また、DXの加速を支援するために業種別に特化したデータソリューションも用意されている。平手氏は、「アプリケーションとインフラストラクチャのモダナイゼーションをベースとしながら、即時性と汎用性が高い形でデータを収集、正規化、分析することでビジネスの知見を獲得する。これはすべての業種で求められており、必須の状態になっていると考えています。また、コラボレーションやデータセキュリティについても同様であり、幅広いソリューションを提供しています」と説明する。
実際に、こうしたGoogle Cloudの特性を事業に活かしている企業として、ファーストリテイリングとNTTデータが登壇。まずは、ファーストリテイリング グループ執行役員を務める田中大氏が取り組みを語り始める。