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NEC、ベクトル型スパコン2台を仮想化広域連携を実現――クラウド化へ

  2009/06/03 13:00

東北大学、大阪大学、国立情報学研究所、NECらは、2日、遠隔地にある2台のベクトル型スーパーコンピュータを国立情報学研究所のNAREGIミドルウェアを利用してひとつのシステムとして仮想化連携させた環境を実現したと発表した。連携は、東北大学と大阪大学に設置された2台のSX-9(NEC製スパコン)をSINETで接続して行われた。

 2日、東北大学、大阪大学、国立情報学研究所、NECらは、世界最大級となる広域ベクトル型スーパーコンピュータの連携を実現したことを発表した。このシステムは、東北大学と大阪大学に設置された2台のNEC製SX-9をSINETで接続し、NAREGIミドルウェアを利用して、2台を1台のシステムのように仮想化連携させたという。

 東北大学のSX-9は16ノードで最大ベクトル理論性能26.2TFLOPS、大阪大学のSX-9は10ノードで同16.4TFLOPSの性能を持つシステムで、学術情報ネットワーク SINETで高速接続されている。2台を連携させたNAREGIは国立情報学研究所が開発したグリッドミドルウェアで、大規模並列シミュレーションなどを可能にする。

 今回の実験では、SX-9のローカルスケジューラに対応した「GridVM for SX Vector Computer」を開発し、グリッド環境におけるベクトル型コンピュータの連携を実現した。これによって、スーパーコンピュータのベクトル計算資源のクラウドサービスも可能になるという。

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  • EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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