
2021年12月4日岸田総理は会津若松市を視察した。会津若松市ICT(AiCT)オフィスを訪れた総理は、地元酒蔵の遠隔販売や遠隔会議システム、ワクチンパスポート導入店舗、自動走行ロボット配送サービスなどを体験し、地元市民や企業人・医療従事者との車座ミーティングを行った。総理が会津若松市を訪問した背景にあるのは現政権が掲げる「デジタル田園都市国家構想」がある。この構想と会津若松市の関係について、同市を拠点にしたスマートシティプロジェクトを推進してきたアクセンチュアの責任者に話を訊いた。
会津からデジタル田園都市国家構想へ
12月4日、スマートシティAiCT(以下AiCT)を訪れた岸田総理は、地元の酒造組合によるリモートによる日本酒の販売や、大画面でのオンライン会議、店舗でのスマホによるワクチンパスポートを導入の認識システム、自動走行ロボットを活用した配送サービスなどを体験し、地元企業や市民、医療関係者との車座ミーティングを行い、意見を交わした。



午後には、金川町の児童会館でスマホ教室及びライドシェアサービス関連を視察。視察後は、福島県訪問等について会見を行った。
「デジタル田園都市国家構想によって地方を元気にする取り組みを今後進めていく。そのために、会津若松市のオプトイン原則にもとづく市民の協力に裏付けられた取り組み方式や、相乗りタクシー、ワクチンパスポート、ロボットによる配送の実証実験などを見させてもらった。このデジタル田園都市国家構想において基盤となるインラとしての光ファイバー、海底ケーブル、5Gなどは、国がしっかりと実装していくが、それをどう活用するかという意味で、会津若松の取り組みは大いに参考になる。全国で横展開での共有や各地方の工夫によるバージョンアップも期待したい」(岸田首相)
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京部康男 (編集部)(キョウベヤスオ)
ライター兼エディター。翔泳社EnterpriseZineには業務委託として関わる。翔泳社在籍時には各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在はフリーランスとして、エンタープライズIT、行政情報IT関連、企業のWeb記事作成、企業出版支援などを行う。Mail : k...
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