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Google Cloudが発表、PostgreSQL互換のマネージドデータベース製品「AlloyDB」

 米Google Cloudは開発者向け年次イベント「Google I/O 2022」で、PostgreSQL 14との互換性を有する新製品「AlloyDB for PostgreSQL」のプレビュー発表を行なった。この内容を受け、2022年5月12日、グーグル・クラウド・ジャパンは記者説明会を開催し、その詳細を解説した。

AlloyDBが製品ポートフォリオに加わった背景

 世界中の企業がデータ活用やAIプロジェクトへの投資に意欲を示している。その一方で、データから価値を引き出せずに悩む企業も多い。その背景には、企業のデータ活用ニーズが大きく様変わりしたことがある。データを見ながら、迅速に意思決定を行いたいとするビジネスニーズの高まりに、旧態依然としたデータベース環境では対応できなくなってきた。以前であれば、経営会議用にERPのトランザクションデータをBIで売上レポートを提供する場合のペースは月次でもよかった。ところが今は、売上低下の理由を探るため、もっと細かい切り口で“その場で”データを分析したいとする要望が当然のことと受け止められている。このニーズに対応しようにも今のままではできない。このような分析ワークロードに関する悩み話はよく聞くところだ。さらに、最近では前述のような典型的な分析ワークロードだけでなく、AIのモデル構築のために大量のデータセットを扱うワークロードも増えてきた。

 OLTPか分析か。データウェアハウスかデータレイクか。これまでのように、ワークロードの種類やデータセットの大きさに合わせたデータベースソリューションの選択では限界がある。この企業の悩みを解決するため、Google Cloudはユースケースを問わずにデータを扱える「制限のないデータクラウド」を提供しようと考えた。

 最初に登場したグーグル・クラウド・ジャパン合同会社 ソリューション&テクノロジー部門 技術部長(データクラウド)寳野雄太氏によれば、Google Cloudのデータベースのポートフォリオは大きく2つある。1つが「マネージドサードパーティーデータベース」と呼ばれるもので、PostgreSQLやMySQLのようなOSS、あるいはSQL ServerをGoogle Cloudの環境で運用するもの、そしてもう1つがCloud Spannerのような「クラウドネイティブデータベース」である。

グーグル・クラウド・ジャパン合同会社
グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 ソリューション&テクノロジー部門 技術部長(データクラウド)寳野雄太氏/
同 データ・プラットフォーム 事業開発部長 大久保順氏/
同 ソリューション&テクノロジー部門 データベース ソリューション 江川大地氏

 Cloud Spannerは、「コンピュートとストレージの分離」というGoogle Cloudの哲学を反映し、スケーラブルな分散型データベースとして開発されたものである。Google Cloudは、前述のビジネスニーズに対応しようとする企業は、商用データベース環境から脱却し、OSSに移行すると考えた。その動きを見越し、Cloud SpannerでもPostgreSQLインターフェースを用意してきた。ところがそれでも問題になるのが、OSSと商用製品が満たしている企業要件とのギャップである。このギャップ解消のための製品が、PostgreSQLとの完全互換性を有する「AlloyDB for PostgreSQL(以降、AlloyDB)である。

 寳野氏は「AlloyDBが製品ポートフォリオに加わることで、Google Cloudはお客様のPostgreSQLへのモダナイズの支援の選択肢を増やし、お客様のPostgreSQLへのモダナイズを支援することになります」と述べた(図1)。

図1:Google Cloudの製品ポートフォリオに加わったAlloyDB 出典:グーグル・クラウド・ジャパン
図1:Google Cloudの製品ポートフォリオに加わったAlloyDB 出典:グーグル・クラウド・ジャパン

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AlloyDBのアーキテクチャー

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この記事の著者

冨永 裕子(トミナガ ユウコ)

 IT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウエアの調査プロジェクトを担当する。その傍らITコンサルタントとして、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタン...

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