コンカーは、2022年にハイブリッドワークを導入し、このたび全社員にアンケートを実施した。
アンケート概要
- 調査対象:株式会社コンカー社員 162人
- 調査期間:2022年4月26日~5月9日
- 調査方法:インターネットリサーチ
同社は、2020年2月からリモートワークを開始。2022年から、オフィス出社と在宅勤務どちらかを社員が選択できる「ハイブリッドワーク」を導入しているという。今後も、社員のオフィス出社・在宅勤務の選択の自由を認める方針だとしている。さらに、一定の条件を満たせば長期のワーケーションおよび移住も認める「Work from Anywhere」(WFA)制度も2020年12月に導入した。
オフィスへの出社を選ぶ理由は「コミュニケーション」在宅勤務を選ぶ理由は「通勤時間の削減」
オフィス出社、在宅勤務を選ぶそれぞれ一番大きな理由を聞いたところ、オフィス出社を選ぶ理由は「上司、部下、同僚とのコミュニケーションのため(50%)」、「オフィスでしかできない業務のため(20%)」、在宅勤務を選ぶ理由は「通勤時間の節約のため(59%)」、「集中できるから(16%)」という結果になったという。在宅勤務では通勤時間がなくなることでより時間を有効に使える反面、コミュニケーションについては対面を希望する人が多いことが伺える。
ハイブリッドワークについて100%が「良いと思う」と回答、ワークライフバランスも向上
ハイブリッドワークについての評価を聞いたところ、「とても良いと思う(90%)」、「良いと思う(10%)」と、すべての回答者が肯定的にとらえていたという。また、ハイブリッドワークになったことによるワークライフバランスの変化についても、約6割の社員が仕事とプライベートのバランスがより良くなったと回答。
モチベーション、生産性、スキルが「上がった」がすべて昨年比増
在宅勤務がメインだった昨年と比較して、モチベーション、生産性、スキルそれぞれについての変化について聞いたところ、モチベーションが「上がった」社員が43%と、昨年と比べて16ポイント増えた。また、生産性とスキルも、「上がった」と回答した社員がそれぞれ69%(昨年比6ポイント増)、70%(昨年比23ポイント増)と、ハイブリッドワークの環境下で自身に合う新たな働き方を確立し、自身のスキルと生産性を向上させた社員が多いという結果になったという。
ハイブリッドワーク導入後「体調が良くなった」と回答した人は31%
ハイブリッドワーク導入後の心身の健康について聞いたところ、体調の変化については「良くなった(31%)」「変わらない(64%)」「悪くなった(6%)」、精神面でのストレスの変化については「減った(28%)」「変わらない(65%)」「増えた(7%)」という結果だった。また、業務上で孤独を感じるかについても質問したところ、84%の人が「以前と変わらない」と回答したという。
【関連記事】
・SAPジャパン、2021年業績は「コンカー」の伸長などでグローバル比2倍の成長率で着地
・大和証券、社員9,000人を対象にコンカーを採用 税制改正大網の要件緩和が後押し
・WalkMe、コンカーと協業で「Concur User Assistant by WalkMe」提供