NECソリューションイノベータは6月10日、入退管理システムとしての機能を強化した顔認証パッケージソフトウェア「NeoFace KAOATO」の販売を開始したと発表した。
今回の機能強化では、AIで不正な入退室を防ぐ検知機能や、カメラやセンサーの設置環境による認証エラーを補うマルチステップ認証機能、利用者独自の休日などに合わせて入退を制御するスケジュール機能や管理外の敷地内などの不要な情報の映り込みを防ぐマスキング機能を追加したという。
また、本製品を入退管理システムとしての導入を容易にするため、国内シェアの高いセンサーやゲートなどの他社製品との連携機能も強化。
もし通信障害が発生した際は、設置端末に保存された登録情報を使用して顔認証を行い、通信障害発生時の継続運用を支援するという。
さらに通信障害発生中の顔認証結果のデータも設置端末に保存し、通信障害復旧時にデータベースに自動転送する。
これにより、認証記録の欠落を防ぐだけでなく、アプリケーションが異常終了した場合でも自動で復旧するヘルスチェック機能により、稼働率の高いシステム運用をサポートしているとのことだ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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