SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

Security Online Day 2022

2022年9月16日(金)10:00~17:10

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

北川裕康のエンタープライズIT意見帳

デザイン思考から考えるCXのあり方。予測型やデジタルツインがCXプラットフォーム未来の形

日本企業のCXの進捗のために何が必要か

 では、国内企業のCXの適応はどうでしょうか。2021年6月のガートナーの発表によると、国内企業のCXへの関心は高まっているもの「国内企業におけるCXプロジェクトは総じて進捗が芳しくない」状況とのことです。

 ガートナーが、2020年11月に実施した調査において国内のユーザー企業にCXの取り組み状況について尋ねたところ、「必要だが未検討/進捗が遅い」と回答した割合が3割を超えていることが明らかになりました。「必要だが未検討/進捗が遅い」と回答した割合に「必要なし」「知らない/分からない」と回答した割合も含めると、全体の8割弱を占めています。2018~2020年の調査結果を比較すると、何らかの取り組みを進めている割合 (「進行中・稼働済み」「検討中」) は増えているものの、COVID-19によるビジネスへの影響があったにもかかわらず、CXプロジェクトの進捗が遅いことが浮き彫りになりました。(ガートナー:日本企業のカスタマー・エクスペリエンスへの取り組みに関する調査を発表

 また、その発表では、(CXへの注力の重要性の根拠として)「顧客はもはや品質の良さや価格の安さ以上の付加価値(=CX) を求める」ことを指摘しています。ビジネス上、ますますCXが重要になりますね。がんばれ日本!

 そして、CXで私が実は注目しているのは、日本政府が掲げているSociety 5.0やデジタルツインです。

 内閣府のホームページにあるSociety 5.0の説明では、AIにより、必要な情報が必要な時に提供され、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されるというビジョンが書かれていて、ここにデジタルでの究極のCXの1つがあるような気がします。

 ここで重要なテクノロジーがデジタルツインです。デジタルツインによって、デジタル空間に仮想の世界をつくり、そこで多くの参加者がコラボレーションしながらシミュレーションを行い、その結果を、現実社会の経験を改善するものだと私は理解しています。デジタルと現実のCXを同期させる必要はありますが、CXの世界が変わるきっかけになると考えます。そこにはきっと、先ほど話題にした予測型のCXが、デジタルの世界のシミュレーションで重要な役割を果たすと考えます。デジタルツインは製造業の現場のシミュレーションでは、すでに導入が始まっています。最近、多くのパイロットの事例などを見かけ、また、アプリケーションへの実装が増えてきていますので、本格的な時代がきたと強く感じます。CXの進化が楽しみです。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
北川裕康のエンタープライズIT意見帳連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

北川裕康(キタガワヒロヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/16139 2022/07/15 12:00

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年9月16日(金)10:00~17:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング