東京大学発のAIスタートアップELYZA(イライザ)は、日本語AIサービス「大規模言語AI イライザ」を発表した。
「大規模言語AI イライザ」は「まとめる、書く、読む、話す」を人間並に実現するAIを揃え、ホワイトカラー業務のDXを推進する日本語AIサービスだ。
同社では、大規模言語AIの商用利用の相談が250件以上届いていたこともあり、企業向けサービスとして「まとめる、書く、読む、話す」を実現する日本語AIサービス「大規模言語AI イライザ」を発表したとのこと。
従来の一社ごとの個別開発ではなく、クラウドサービスとしての提供も通し、より多くの企業と大規模言語AIの社会実装を進めていくとしている。
クラウドサービスの第一弾として、文章要約クラウドサービス「ELYZA DocDIGEST」のリリースもあわせて発表。
ウェブブラウザを通じたサービスの提供に加え、APIでも提供するという。なお搭載されている要約AIは、2021年8月にリリースした要約AIと比較し、主に以下の点でアップデートしたモデルを使用しているとのことだ。
- 過剰な繰り返し表現を減らす処理などの改善
- 要約の対象とする最大入力文字数が4.8倍(2,500文字から12,000文字)に増加
- 要約を行う所要時間が8.3倍(9.81秒→1.18秒 )に高速化
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