キヤノンは、生産現場の自動化(Factory Automation:以下、FA)など生産性向上を支援する画像処理ソフトウエアの新製品「Vision Edition 2」を2022年9月中旬に発売すると発表した。
今回の新製品である「Vision Edition 2」では、画像処理性能の向上やネットワークカメラをはじめとする接続可能なカメラデバイス種類の大幅な拡大、様々な外部機器・ソフトウエアとの連携強化など、より柔軟で簡易なシステム構築を可能にするとしている。
具体的には、ディープラーニングを用いた文字認識強化とパターンマッチング精度の向上により、高精度な画像解析を実現。さらにキヤノンITソリューションズが提供しているAI検査プラットフォーム「Visual Insight Station」がサポートする「Detection(位置検出)」「Segmentation(領域検出)」「Classification(分類)」の各機能を「Vision Edition 2」内で利用可能とのこと。
また、キヤノン製またはアクシス製のネットワークカメラに加えて、USB3 Vision規格に対応した産業用カメラやUVC規格に対応したウェブカメラ、キヤノンのミラーレスカメラ「EOS R」シリーズなど、多種多様なカメラデバイスとの接続も可能だ。
さらにHTTPプロトコルを用いて、画像処理指令やプログラムの切り替えや検査結果の受信が可能なため、様々なFA関連のアプリケーション(MES、WMS、SCADA、BIツールなど)との連携を容易に実現でき、用途が格段に広がるとしている。
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