「サイバーセキュリティは攻撃側が有利」という言葉をよく耳にする。だがそういった意識・感覚が強いゆえに「防御側の特性、利点があまり理解されていない」と語るのが、陸上自衛隊のサイバー戦部隊であるシステム防護隊の初代隊長を務めたNICT主席研究員である伊東寛氏だ。伊東氏は今年9月に開催された「Security Online Day 2022」でも、見過ごされがちな防御側の有利さについて説いた。今回の取材では、その講演で述べられた内容に関し、サイバー攻撃に対処するにあたって、伊東氏のバックボーンである陸上自衛隊からの視点と一般的に不利とされる防御側のセキュリティについて取材した。
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