米現地時間2022年11月30日、アクセンチュアは、アプリケーション間で円滑にデータなどがやり取りされる「相互運用性」が高い企業は、不確実性に対処しうる高い俊敏性を有し、優れた財務業績を達成しているという調査結果を公表した。
同社は、調査レポート「Value Untangled: Accelerating radical growth through interoperability(解き放たれる価値:相互運用性が抜本的な成長をもたらす)」の作成にあたり、日本を含む23ヵ国19業界の経営幹部4,000名超を対象に調査を実施。その結果、調査対象となった企業の49%が、新たなテクノロジーの導入によってこれまで以上に迅速に事業変革が進んだほか、40%が複数の事業領域にわたって同時に変革を推進できたことが分かったという。
前述したような企業は、自社のコアプロセスや機能を管理するエンタープライズアプリケーションに対して高い相互運用性を具備させることにより、全社的な変革に必要となる俊敏性を実現。相互運用性の高いアプリケーションを通じてデータの共有、透明性の向上、従業員同士のさらなる連携を図ることで、より迅速に事業転換を進め、新たなビジネス機会を創出することが可能になるとしている。
なお、同レポートでは、企業が相互運用性を高めるために必要な3つの取り組み「クラウドの活用」「コンポーザブルテクノロジーの導入」「共通の目標に向けたコラボレーションの促進」を提言しているという。