SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day 2024 Summer

2024年6月25日(火)オンライン開催

予期せぬ事態に備えよ! クラウドで実現するIT-BCP対策 powered by EnterpriseZine

2024年7月10日(水)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

週刊DBオンライン 谷川耕一

デル・テクノロジーズ、x86サーバー国内市場シェアNo1獲得後の戦略は"シン・パワーエッジ"

 グローバルでは1位でも日本でなかなかNo1になれなかったのが、デル・テクノロジーズのx86サーバーマーケットシェアだ。それがコロナ禍の2021年に出荷台数、出荷金額共にシェアNo1を獲得する。パブリッククラウドの台頭で、ハードウェア販売ビジネスは厳しい状況にある。その中でもデル・テクノロジーズは、独り気を吐く存在と言える。

顧客の要望に応じ「できたてほやほやのサーバー」を届ける

デル・テクノロジーズ 執行役員 副社長 データセンター ソリューションズ事業統括 松本光吉氏
デル・テクノロジーズ 執行役員 副社長 データセンター ソリューションズ事業統括 松本光吉氏

 デル・テクノロジーズ 執行役員 副社長 データセンター ソリューションズ事業統括の松本光吉氏が、デル・テクノロジーズでx86サーバーのビジネスに携わったのは6年前。そこから日本でのサーバービジネスは順調に拡大、市場シェアは2倍、売り上げも3倍ほどに伸びた。「昨年は通年でもかなりの差を付けNo1となりました」と言う。

 とはいえ市場全体は微増で、決して楽に進められる状況にはない。半導体需給の問題、為替の変動などもあり、マーケットはボラティリティー(Volatility:変動要素)の高い状況にある。そのような中でもデル・テクノロジーズが好調な背景としては「台数よりも金額の伸びが大きく、サーバーの高密度、大容量化が進みスケールアウトの規模の大きなサーバーが出ています」と言う。

 伸びに寄与している技術要素としては、「5Gモバイル基盤での圧倒的な実績」「大規模プライベートクラウドへの導入」「AI/HPCシステムへの相次ぐ採用」という3つを挙げる。マーケットの不安定さの中でも安定したビジネスを維持しているのは、これら領域で「顧客との技術的な関係を保てているからだ」と説明する。たとえば5Gモバイルの基盤では、顧客である通信キャリアに対する長期に亘るサポートで求められる高い品質に応える体制を整えた。

 また、数万台規模のサーバーをプライベートクラウドで運用するようなビジネスも生まれている。これは国内のデル・テクノロジーズのサービス部門も未経験の領域。そのため技術的なチャレンジをコロナ禍でも続け、それが良好な結果を生んでいる。さらにAI/HPC領域では新しいGPUサーバー製品を積極的に投入し顧客ニーズを掴んでいる。

 もう1つの強みが、確立したビジネスプロセスだ。これにはまず、規模の経済のメリットがある。規模の経済では安価に部品を調達し安価な製品を提供できることに目が行きがちだが、需給バランスが不安定な中では顧客要求に迅速に応えることこそが重要だ。これに対しデル・テクノロジーズでは、グローバルサプライチェーンを強固に築いてきたことで顧客の要望にタイムリーに応えられる。サプライチェーンの力を最大限に活用し「実際に顧客に出荷する2日前まで部品はばらばらで、日本の顧客には流通のオーバーヘッドを入れても1週間以内に作られた製品が届くようになっています」と松本氏。サプライチェーンや工場の体制は特定部品に依存しておらず、コロナ禍ではそれにより注力してきた結果でもある。

 松本氏がもう1つ顧客との関係性で重視しているのが「人」だ。これは顧客体験に影響する部分でもあり、コロナ禍で非接触での対応となったが、密に顧客とコミュニケーションをとれる体制を築いたことで、ビジネスを順調に伸ばすことができた。

次のページ
シン・パワーエッジの最強のポートフォリオ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
週刊DBオンライン 谷川耕一連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/17318 2023/02/07 11:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング