ITリーダー層への訴求のため、EnterpriseZineを選定
──まず御社の事業内容について教えてください
HashiCorpは、あらゆるインフラストラクチャ運用を効率的にかつセキュアに実現するソフトウェア群の開発・提供している会社になります。
IaCのデファクトスタンダードとなっている「Terraform」は、非常に多くの企業やコミュニティに利用されています。これに組織やチームでの利用を想定した機能を追加した実行環境をSaaS型で提供している「Terraform Cloud」も国内利用企業が急速に伸びています。
最近ですと、企業のITリーダーにとって「開発アジリティとセキュリティの両立」は重要なテーマの一つかなと思います。弊社ではその実現に向けたセキュリティ自動化製品も提供しております。シークレット管理やデータ暗号化などを行うセキュリティ統合製品「Vault」や、リモートアクセスコントロールを行う「Boundary」といった製品の引き合いも、近年高まっていますね。
──EnterpriseZineに記事広告を展開した理由について教えてください
弊社は、技術者にとっては人気かつ知名度もあるものの、コーポーレートブランドがまだ低いことが課題と感じていました。我々の製品のコミュニティ版は個人や小さなチームでの利用が進む傾向がありますが、弊社の企業向け有償版を全社的に展開しようとすると、決裁者へ我々が提供できるビジネス価値をより知ってもらう必要があります。
ゆえにITリーダー層への認知向上と、自社のエンタープライズサービスの価値訴求が課題となっていました。弊社としてはこの層との接点が自社単体ですとまだ弱かったため、リーチできるユーザー層やコスト感もあわせて検討し、EnterpriseZineさんを活用させていただいたという流れになります。
──EnterpriseZineへ記事を掲載後、どのような反響や変化がありましたか
弊社は先に述べたように、現場の技術者には認知されていたものの、ITリーダー層への訴求が全体的に足りていませんでした。ですが記事掲載後、まさに私たちが当初目指していたITリーダー層への認知向上と、エンタープライズサービスの価値訴求という目的が達成できていると考えています。
大規模イベントへ出展した際に、訪れてくれるユーザーや企業のITリーダー層の方々から記事について言及してくれたり、他のメディアでも私たちのプロダクトについて言及する記事が当初に比べて増えました。
また予想外の反響としては、弊社の製品を扱うパートナー企業からの評価です。パートナー企業へも弊社のサービスを説明する機会は設けていたものの、記事を通じて我々の戦略や強みをより深く理解できたとの声もあり、ミーティングで説明するよりも、整理された記事を通じて私たちの考えを伝えることがより効果的だと感じました。
記事やスポンサーをさせていただいたイベントをきっかけに我々のコーポレートブランド認知が広がり始めていることで、新たな潜在顧客とのつながりが生まれています。売上をもってしての効果計測という観点ではまだ時間が必要ですが、記事展開をきっかけにより良い成果が得られました。
それぞれのペルソナにあった、メディア活用を
──企業のメディア活用について、今後利用を検討される方へ向けてぜひメッセージをお願いします
「ペルソナによってメッセージを変える」といった観点では、弊社以外の方にも当てはまると考えております。特に我々のようなインフラレイヤーにおける製品・サービスを展開されている場合、インフラそのものの運用者向けなのか、アプリケーション開発者向けなのか、または全体を見る立場の方向けなのかによって、本質は変わらずともメッセージや訴求ポイントは若干異なる訳です。
我々の企業向け有償版を訴求するにあたって、特にポイントとなるのは組織規模の運用におけるガバナンス・ポリシーやセキュリティ整備になってくるのですが、となれば自ずと、訴求するターゲットというのは組織のマネジメントや運用を担われるリーダー層です。
そうした自分たちが訴求したい、「ペルソナに適したメディア」ということでEnterpriseZineさんはまさに我々が求めるメディアとしてすごく適していると感じています。もちろん、世の中にはEnterpriseZineさんのほかにも数多くのメディアが存在しますので、ぜひ企業の皆さんには、それらの中から自社が訴求したいペルソナにあったメディアを活用されてはいかがでしょうか。
HashiCorp Japan
Head of Marketing 坂田州氏
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