AI insideは、AIエージェント「Heylix」を正式版として10月23日より提供を開始した。今回発表した正式版では、ダイナミックUIやチャットボット生成など5つの新機能を追加し、ユーザーの生成AI活用体験を支援するという。
Heylixは、生成AI・予測AI・認識AIなど複数のテクノロジーを掛け合わせることで複雑なタスクでもユーザーを支援することが可能なサービスである。ユーザーがHeylixに指示を出すと、Heylixは自律的にタスクを実行するBuddyを生成。Buddyはユーザー間でシェアできるため、Buddyの数が増えるほど自身の業務課題を解決する既成のBuddyを見つけやすくなるとしている。
今回発表した新機能は以下の通り。
- チャットボット型「Buddy」の生成・利用:Heylixに資料をアップロードすると、資料に記載された内容に関する質問へ回答してくれるチャットボット型Buddyを生成し、利用することが可能。LLMの追加学習を必要とせず、Heylixに新たな知識を与えることができるという
- ダイナミックUI:Buddyは汎用的にタスクを実行できるため、それぞれの実行内容に応じて最適なUIが異なる。Heylixでは、各Buddyの機能にあった操作画面を自動で選択・表示できる
- 様々な形式のファイルアップロード・処理:Word・PDF・JPEG・Markdown(.md)などのファイルをアップロード可能
- 複数ファイルの同時アップロード・処理:同じ形式であれば、同時に複数のファイルをアップロードし処理することができる
- Buddyの検索:使用したいBuddyの検索機能を追加することで、ユーザビリティを向上
同社は今後、銀行・保険・製造・流通業界のエンタープライズ企業を中心に、同サービスの提供と活用支援を行っていくとしている。Buddyの数を増やしながら、機能強化を推進するとのことだ。
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