中央集権型データマネジメント VS 非中央集権型データマネジメント──自社に有効なのはどちらか
【第3回】非中央集権型データアーキテクチャは、次世代のパラダイムになるのか
データドリブンは企業が取り組むべき最重要戦略の1つになっている。「顧客体験向上」「サービス品質の向上」「業務のアジリティ向上」「運用コストや作業時間の削減」など、目的はさまざまであるが、これらの実現には“データによる意思決定”が欠かせない。しかし、高度な意思決定を支える“データ基盤”に多くの投資をしたにも関わらず、中途半端な結果しか得られず、求めた効果を実感できていない企業は多い。これはデータアーキテクチャが正しく策定されていない結果、さまざまな弊害が発生してしまい、企業全体で保持しているデータ資産が有効利用できない状況に陥っていることが1つの要因である。データソースの急増やユースケース/ユーザーの多様性によるデータ環境の変化に追従するため、今まさにデータマネジメントは「次世代のパラダイム」を迎えようとしている。本連載の第3回では、企業がどのような思想に基づいてデータ基盤を構築していくべきなのかを考察する。
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小林 靖典(コバヤシ ヤスノリ)
株式会社クニエ シニアマネージャー
ITコンサルタントとして、システム企画、提案依頼書策定、要件定義分野から、データマネジメント/データガバナンス(データアーキテクチャ、MDM、データHUB、DL/DWH/BI、メタデータ管理、データ品質管理、データガバナンス組織構築、制度策定など)の分野で多数の実績を有...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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