東武鉄道と日立製作所(日立)は、指静脈認証を活用し、指を専用装置にかざすことで決済やポイント付与、年齢確認が実現できるセルフレジを、4月11日から東武ストアの越谷店をはじめとして、3店舗で順次導入すると発表した。
同取り組みは、生体認証を活用したデジタルアイデンティティの共通プラットフォームの第1弾。決済については、決済代行会社であるDGフィナンシャルテクノロジーの協力のもと、指静脈認証でのクレジットカード決済を提供する。顧客は手軽に酒類を含めた買い物が可能となる一方、店舗側はセルフレジの利用率向上にともなう店舗人員の最適な配置を実現できるという。
また今回、多くの人に手ぶらでの買い物を体験してもらうため、対象期間中の会員登録・生体認証の利用でTOBU POINTの20%のポイントバック、最大5,000ポイントを進呈する利用促進キャンペーンを実施するとしている。
今回の東武ストアでの取り組みをはじめとして、東武グループでは東武ストアの利用可能店舗を拡大するだけでなく、商業施設、ホテル、アミューズメントなど幅広い分野への導入も計画中。同プラットフォームの取り組みを通じ、人々の生活を豊かにする社会インフラの構築を推進していくという。
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