日立ソリューションズは5月30日、システムインテグレーターのニッセイコムが、社内ポータル画面上に、従業員が実施すべき依頼や調査依頼などを表示し、完了するまでフォロー可能な「グループタスク リマインダーサービス」を導入したと発表した。ニッセイコムは、全従業員約800名の依頼作業をDX化することで、年間で、依頼対応に掛かる時間を約2,700時間、依頼管理に掛かる時間を約700時間削減できたとしている。
ニッセイコムではこれまで、年末調整や健康診断の申し込み、社内研修の課題やアンケート提出など、様々な従業員向けの依頼作業があった。メールや社内掲示板で依頼を発信していたが、従業員が見落としてしまうこともあり、全従業員の対応が期日までに完了することはまれだったという。また、回収状況の確認や催促は、メールで個別に行うため、依頼発信者や部門管理者にとっては負荷が掛かっていた。
グループタスク リマインダーサービスの導入で、従業員は自身への依頼をポータル画面でわかるようになり、アンケートの回収率は60%から90%に向上し、依頼対応に掛かる時間も削減。また、未回答の従業員へのフォローも自動的に行えるため、依頼発信者や部門管理者の管理時間も削減できたとしている。

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