シャープは、KDDI、Super Micro Computer(以下、Supermicro)、およびデータセクションと、AIデータセンター構築に向け協議を開始することに合意した。
大規模なAI計算基盤を持つデータセンターを構築するにあたっては、最先端の演算装置の調達、設備の発熱を抑える高効率な冷却システムの整備、電力・場所の確保の3点が課題になるという。
4社はこれらの課題に素早く対応したAIデータセンターの構築を目指すべく、NVIDIAのAI計算基盤を構築すること、また、Supermicroが発熱量に対応可能なプラットフォームを提供することを協議。KDDIはネットワークの構築・運用をサポートし、電力の調達と場所の確保については、シャープが堺市堺区などに保有する施設・設備の活用を検討するなど、各パートナー企業のアセットを集結することを、同合意に基づき協議していくと述べている。
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