ガートナージャパン(Gartner)は、世界のCEOおよび上級経営幹部を対象にした調査結果を発表した。
持続可能なビジネス成長の実現
同社の調査によるとサステナビリティについて、CEOの69%が、2024年の主要なビジネス成長機会として捉えていることが明らかになったという。特に、APACのCEOでは79%に上った。
また、CEOがビジネスの成長を促進するために活用するサステナビリティは、「持続可能なプロダクトとサービス」(33%)、「持続可能なビジネス・プラクティス」(18%)、「ステークホルダーのエンゲージメント」(18%)、「脱炭素化」(18%)が上位を占める結果となっている。なお、「デジタル投資とイノベーション」(8%)は9位に挙がった。
気候変動にともなうアジェンダの変更
気象パターンの変化によって、自社ビジネスは(少なくとも中程度の)影響を受けていると、54%が考えていることが分かったという。加えて、半数以上(51%)は、気象パターンの変化が原因で、ビジネス・オペレーションの変革を計画しているか、既に実行していると回答している。
さらに、気象パターンの変化による主な影響として、「ビジネスのダイナミクスの変化」(30%)が挙げられた。特に、配送品の保管/タイミング/ルーティングといった物流における変化があったという。次いで、「ニアショアリングを含む移転」(14%)、「自動化/テクノロジー/データ」(13%)と続いた。
【関連記事】
・DXを真の意味で成功させるには「業務改革」から始めるべき──Gartnerが見解を発表
・日本オラクル、サステナビリティに関する取り組みの測定・管理を支援するソリューション発表
・ブリヂストンとNTT、3つのテーマで共創 デジタルツイン・サステナビリティなどで取り組み開始