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セキュリティ担保しつつAIをどこでも利用可能に──Nutanixがパートナー協業の先に目指すものとは

年次イベント「.NEXT 2024」で強調したパートナーシップの重要性

 Nutanixは現地時間2024年5月21日から23日にかけて、年次カンファレンス「.NEXT 2024」をスペイン・バルセロナで開催した。今回のイベントでは、Nutanixのビジネスを変革させるための他社との“協業”について多く言及された。本稿では、キーノートに登壇したNutanix チーフコマーシャルオフィサーのTarkan Maner氏をホストにしたセッションの中から、パートナー企業であるNVIDIA、EnterpriseDB(EDB)、Microsoftのキーパーソンとの対談の様子をレポートする。

生成AI導入を容易にするNVIDIAとのコラボ

 まずは、NVIDIAのエンタープライズAI担当副社長であるJustin Boitano氏とのセッションから紹介する。今回のイベントでNutanixとNVIDIAは、企業による生成AIの採用を容易にするための協業を発表した。これは「NVIDIA NIM推論マイクロサービス(NVIDIA NIM)」と、今回新たに発表された「Nutanix GPT-in-a-Box 2.0」が連携することで、ユーザーが大規模言語モデル、ML(機械学習)オペレーション、および生成AIに関連したアプリケーションを、企業の核となるシステム「コア」から企業のリモート拠点や製造拠点などの「エッジ」、そして「クラウド」まで展開可能になるというものだ。

 Maner氏は企業でのAI活用状況について、安全性や持続可能性、セキュリティ、プライバシーなどの課題があることを指摘し、特にエンタープライズ視点での意見を求めた。これに対しBoitano氏は「ChatGPTをはじめとする生成AIは非常に革新的ですが、エンタープライズのデータと接続されない限り役立ちません」と指摘。

NVIDIA エンタープライズAI担当副社長 Justin Boitano氏

 NVIDIAは、アプリケーション開発者の作業を容易にするAPIの提供に大きなチャンスがあると認識し、クラウドネイティブなマイクロサービスのコレクションであるNVIDIA NIMを提供している。モデルビルダーと協力してモデルの性能を最適化し、またオープンソースを安全かつ非常にシンプルに利用できるマイクロサービスを提供することで、様々な環境で運用できるようにしているのだ。

 Maner氏がエンタープライズにおける成功事例について聞くと、Boitano氏は「企業が運用しているアプリケーションは数百にも及びます。生成AIの導入は、ユーザーをサポートするためのエージェントやコーディング補助などのシンプルなものから始まり、あらゆる産業のあらゆる業務を加速させているのです。重要なのは、どの領域から始めるかではなく、まずこの“ジャーニー”を始めてみることです」と語った。

 続いてManer氏は、NutanixがNVIDIAやCitrix、Ciscoなどのパートナーから様々な学びを得ていることを伝え、パートナーシップの重要性を唱えた。これに対してBoitano氏は、NVIDIAも多様な企業と協力し、高いパフォーマンスを発揮するアクセラレーションを提供していると説明。さらに、多数の開発者やスタートアップ企業と連携するなど、大規模なエコシステムを構築していることを強調した。

 最後にManer氏は、Nutanixがパートナーとともに顧客に最適な成果をもたらす方法を提供しているとし、顧客が進むべき次の一歩についてBoitano氏にアドバイスを求めた。

Nutanix チーフコマーシャルオフィサー Tarkan Maner氏

 「NVIDIA NIMにはLlama 3など最先端のAIモデルが備わっており、APIキーを作成してアプリケーションに組み込むことが可能です。さらに、Nutanix Cloud Platformにエクスポートすることで、データのプライバシーとセキュリティを保ちながら、どの環境でもAIモデルを利用することができます。こうした機能を使えば、皆さんもAIを非常に簡単に使い始められるはずです」(Boitano氏)

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約99%の信頼性で“AIとデータ”の世界へ変革を

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この記事の著者

森 英信(モリ ヒデノブ)

就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務とWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業した。編集プロダクション業務では、日本語と英語でのテック関連事例や海外スタートアップのインタビュー、イベントレポートなどの企画・取材・執筆・...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

竹村 美沙希(編集部)(タケムラ ミサキ)

株式会社翔泳社 EnterpriseZine編集部

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