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LINEヤフー、5社合併のID統合を8ヶ月間で実現できた理由

「Okta Identity Summit Tokyo 2024」レポート

今後の展望とアドバイス

 今後Oktaに期待することとして、齊藤氏は「Identity Threat Protection」の強化を挙げた。「昨今の攻撃は非常に高度化しており、認証そのものではなく、認証した後の端末、そしてセッションが攻撃の対象になってきています」と、継続的な保護の重要性を指摘した。

 また、改善を望む点として、Super Admin権限の細分化を挙げた。「小さなタスクに大きな権限」という状況を避けるため、管理者ロールの細分化が必要だと齊藤氏は述べた。

 最後に、Oktaを導入・運用する企業へのアドバイスとして、齊藤氏は2点を強調した。

(出典)LINEヤフー [画像クリックで拡大]
  1. Oktaと従来のIDPの両方に精通したチームを持つことの重要性
    マイグレーション時のアプリケーション担当者とのコミュニケーションや、トラブル時の対応をスムーズに行うために重要。
  2. Oktaの設定をコードで管理すること(IaC)
    特にNetwork ZoneやAuthentication Policyについては、GUIでの操作が煩雑になりやすいため、コード化することで管理の効率化と可視化が図れる。

 「高度な管理をすることで、たとえば認証ポリシーの変更管理をGitHubのプルリクエストで行うことができます。これにより承認管理も容易になり、コードできれいに可視化することができるようになります」と齊藤氏は具体的な活用例を示した。

 ただし、コード管理を実現する際は、管理者のトークン(SSWトークン)を作らないよう注意が必要だと齊藤氏は警告する。代わりに、OAuthのアプリケーションに小さな権限を付与することで、セキュアな管理を実現できるという。

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この記事の著者

京部康男 (編集部)(キョウベヤスオ)

ライター兼エディター。翔泳社EnterpriseZineには業務委託として関わる。翔泳社在籍時には各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在は、EnterpriseZineをメインにした取材編集活動、フリーランスとして企業のWeb記事作成、企業出版の支援などもおこなっている。 ...

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