2025年2月17日、電通は、厚生労働省が定める女性活躍企業認定「えるぼし認定」の最高位である3つ星を取得したと発表した。
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えるぼし認定は、女性活躍推進法に基づく行動計画の策定と届け出を行った企業のうち、女性の活躍促進に関する取り組み状況が優良な企業について、厚生労働大臣が認定を行う制度。女性が採用されてから仕事をしていく上で、能力を発揮しやすい職場環境であるかどうかという観点から、5つの評価項目「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の基準に応じて3段階で認定される。
同社は、従業員全員活躍による持続的な事業成長を実現する「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)」を推進。また、育児・介護をはじめとする両立支援など、働く女性の不安感の払拭に向けた各種制度を整備し、施策に取り組んできたという。加えて、2016年から労働環境改革に着手したとのことだ。
取り組みにより、1人あたり総労働時間(年間)は2016年度が2,166時間だったのに対し、2023年度には2,000時間に短縮。1人あたり法定外労働時間(月間平均)も、2016年度には26.9時間だったものが2023年度には9.0時間まで短縮されたという。また、管理職に占める女性の割合は、2016年度が8.4%だったのに対し、2023年度には9.4%まで上がっているとのことだ。
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