
多くの企業が「2027年問題」に頭を悩ませる中、石油業界の巨人ENEOSは既に次のステージへと駒を進めていた。国内最大級の基幹システムをSAP S/4HANAで新規構築し安定稼働させた後、RISE with SAPへの移行とバージョンアップを同時に行うプロジェクトを1年で完遂した。「新規導入」と「バージョンアップ」という異なるアプローチを組み合わせた独自戦略の裏には、何があったのか。年末年始も止められない社会インフラを支えながら、デジタル変革を成し遂げた舞台裏に迫る。
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冨永 裕子(トミナガ ユウコ)
IT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウエアの調査プロジェクトを担当する。その傍らITコンサルタントとして、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタン...
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