“人”の脆弱性はツールだけで防げない──従業員の「行動」を変えるセキュリティ意識向上トレーニングとは
「不正のトライアングル」を破壊せよ、日本プルーフポイントは“3つの要素”で教育を設計する
日本マクドナルドと日揮HDで得られた導入効果
ZenGuideの導入事例を2件、簡単に触れておこう。
まずは日本マクドナルド。同社ではZenGuide導入以前、IT部門が主導してフィッシング訓練を年に2度実施していた。しかし、準備~実施後のフォローまでトータルで2~3ヵ月を要するなど、それなりの労力をかけていたにもかかわらず、訓練の効果が持続しないことが課題となっていた。
ZenGuide導入後は、テンプレートの活用などにより約1週間程度でセキュリティ教育イベントを実施できるようになり、IT部門はより優先度の高い業務にリソースを注力できるようになった。また、全社一斉に訓練を実施するのではなく、グループや部署単位で、さらにより頻度高く訓練を実施するようにしたところ、一人ひとりの経験蓄積と、知識低下の防止を実現できるようになったという。
もう1つの事例は、日揮ホールディングスだ。こちらも、従来はすべて自前でメール訓練を設計・実施していたため工数がかかっており、年に数回のみの実施でありながら訓練の理解度が不明瞭であった。ZenGuide導入後は、テンプレートをカスタマイズすることで訓練メールを作成するなど、運用の負担が大きく軽減。また、不審メールをボタン1つで簡単に通報できるようになり、報告率が10倍に跳ね上がったそうだ。
最後に原氏は、以下のようにメッセージを送り講演を終えた。
「プルーフポイントは、ZenGuide以外にも様々なセキュリティ製品を提供しています。セキュリティに関するお悩みや課題がありましたら、ぜひお問い合わせください。いつでもお待ちしております」(原氏)
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加山 恵美(カヤマ エミ)
EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
提供:日本プルーフポイント株式会社
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
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