パロアルトネットワークスは、Protect AIの買収に関する正式契約の締結を発表した。
同社によると、この戦略的買収は、AIの普及によって生じる新たな動的攻撃対象領域に対する保護能力を強化し、サイバーセキュリティの革新をけん引し続けるというパロアルトネットワークスのコミットメントを反映するものだとしている。
買収取引の完了後、Protect AIのソリューションと専門家チームの力により、パロアルトネットワークスはAIセキュリティプラットフォーム「Prisma AIRS」のビジョンをより迅速かつ幅広く推進していくことが可能になるという。Prisma AIRSは、企業がAIを業務プロセスに組み込もうとする中で、モデルスキャン、リスク評価、生成AIの実行時セキュリティ、ポスチャー管理、AIエージェントのセキュリティといったエンタープライズ要件に対応し、AIの開発ライフサイクル全体を保護することで、AIの導入を後押しするとのことだ。
また、買収完了後に、Protect AIのCEO、創業者、従業員らは、パロアルトネットワークスに加わる予定だという。買収は、規制当局の承認を含む通常のクロージング条件に従い、パロアルトネットワークスの2026年度第1四半期までに完了する見込みだとしている。
【関連記事】
・アクセンチュア、ゆめみを買収 約400名が「アクセンチュア ソング本部」へ加わる
・NTTがNTTデータグループを完全子会社化、買付総額は約2兆円
・GartnerがAIセキュリティ強化のための4アプローチ発表、新攻撃手法を確認できる体制の構築が急務
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア