企業が所有する様々なデータを、業務遂行の基礎となるマスターデータとして集約し、管理するMDMに関心が集まっている。ただ、そもそものMDMに取り組む目的は、単にデータを集めることではなく、データを統合し、活用することで企業の収益に何らかの形でポジティブな影響を与えることのはずだ。どれだけ手間をかけてデータを統合しても、データはデータでしかない。そこから先、どう活用していくかということと併せてプロジェクトを進めなければ、結局ROIのRが見えないままになりがちだ。そこでSASが提唱しているのが、「データの統合」から入るのではなく「データの活用プロセス全体」を主眼とするアプローチだ。
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池本洋信(イケモト ヒロノブ)
SAS Institute Japan株式会社
ビジネス開発本部
プラットフォームグループ 部長※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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