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JALグループ、独自生成AIツール「JAL-AI」を開発 ほぼすべての間接部門で利用

 アバナードは、日本航空(以下、JAL)の社内業務効率化のための独自生成AIツール「JAL-AI」の開発を支援したと発表した。

 JALでは、生成AIの活用について、2023年4月からリスク評価や活用のあり方を検討するワーキンググループを立ち上げて議論し、外部のパートナーと具体的なプロジェクトを進めてきたが、RAG(検索拡張生成)の精度向上に際して問題が生じたため、プロジェクトの見直しを検討することになったという。そこで、生成AIの導入や利活用の支援に実績のあるアバナードが新たにパートナーに選定され、2024年1月からプロジェクトを再スタートさせたとしている。

 アバナードは、生成AI活用による社内業務効率化を目標に、「社内ナレッジの検索・活用」「他システムの検索・活用(API連携)」「議事録の自動生成による業務効率化」「整備部門向けのマニュアルなどの文書検索・活用」のテーマで支援を行ったという。その成果として、JAL-AIの開発を実現。JAL-AIは、オフィスワークの社員だけでなく、タブレット端末を主に利用する現場のスタッフを含むグループ全従業員の利用も可能にしたとのことだ。

 アバナードは、JAL-AIに対して議事録作成のユースケースに対応した機能や、ドライブ内のファイル高度検索に関する機能アップデートを随時行ったという。AIの回答精度の向上においては、社内の多様なドキュメントを取り込み、課題を見極めながら様々なRAGを導入し、評価と改善実施のPDCAを回して精度を高めていったとしている。結果、2024年度には実質100%の間接部門の社員が利用するまで普及したとのことだ。

 さらにJALでは、JAL-AIをベースに空港業務に特化した「空港JAL-AI」も新たにリリース。空港JAL-AIは、サービス向上を目的に、空港のグランドスタッフが顧客から受けた問い合わせに対し、iPadで検索して対応をサポートするツール。JAL-AIでは現在、空港のチェックインカウンターなどで使用する危険物検索アプリ、イレギュラーアナウンス文章生成アプリ、ラウンジ入場条件検索アプリで使用されているという。

 JALでは今後、ひとつのインターフェースマルチデバイスで「様々な業務に使えるAI」の実現を目指しており、アバナードはこれに向け社内のすべてのナレッジを取り込めるようAPIを介した業務システムとの連携や、社内ポータルにある情報のクローリングを支援していくとしている。

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