多忙極める“AI時代”のセキュリティ人材育成、「効果的&リーズナブル」な施策は本当に存在するのか?
【申込締切間近】Security Online Day 2025 秋の陣 注目セッションを紹介!

9月4日(木)~5日(金)の2日間にわたり開催される、EnterpriseZine編集部が主催する年次カンファレンス「Security Online Day 2025 秋の陣」。本稿では、その見どころを紹介する。CIO/CISOからエンジニアまで、IT部門/情報システム部門に所属する方から経営層の方まで、そして大企業から中堅・中小企業まで、立場や職種ごとの目線・事情に合わせてサイバーセキュリティの課題・ノウハウに斬り込む講演が盛りだくさんだ。
膨大な業務・仕事量に追われるセキュリティ人材……効果&コストを両立した育成は本当に可能か?
情報通信研究機構(NICT)のサイバーセキュリティ研究所で、ナショナルサイバートレーニングセンター長を務める園田道夫氏が登壇する。同氏は、これまで数多くのセキュリティ人材育成を手掛け、現在も最前線でその活動を続けている。
セキュリティ人材不足は日本中の組織が抱える課題だが、「セキュリティ業務」と一口に言っても、予防策、組織・体制構築、運用、社内教育・啓発、開発構築プロセスの改革、インシデント対応体制とプロセスの整備など、その中身は多岐にわたる。仕事量も膨大で、セキュリティ対策に「青天井感」が漂っていることは否めない……。
とはいえ、人材を獲得したい、あるいは自前で育成したい。そんな時、そもそも何から着手すべきか、何か打開策となるノウハウが存在するのか。園田氏が人材育成の現在地を読み解きながら、「リーズナブル&効果的」な施策を探り、考察・検討する。
300名規模の企業が成し遂げた!「仮想チーム」によるプロダクト横断セキュリティ組織とは?
決済サービスを提供するフィンテックベンチャー、インフキュリオンでSIRT室/室長を務める片岡亮平氏が登壇する。同社は300名規模の中小組織ながら、ミニマムリソースでのSIRT組織立ち上げと体制構築を実現した。本セッションでは、その舞台裏が語られる。
組織設立に向け、経営層・管理職・実務担当者とどのような合意形成プロセスをとったのか。プロダクトチームとの協業を円滑に進めるための具体的なアプローチとは。そして、「仮想チーム」だからこそ実現できた成果とは何か。リソースの制約に直面するセキュリティ担当者の方や、IT部門の方こそ必見の講演だ。
総務省が「Security for AI/AI for Security」の視点でAI時代のセキュリティ政策を読み解く
総務省のサイバーセキュリティ統括官室で参事官補佐を務める、中村公洋氏が登壇する。
AI技術の進展がサイバー攻撃の高度化・複雑化を招いていることはもはや周知の事実だが、防御側で使いこなせれば非常に頼もしいテクノロジーとなる。そこで本セッションでは、AIに起因するセキュリティリスクを可能な限り回避・低減するための「Security for AI」と、AIをセキュリティ対策に効果的に活用するための「AI for Security」という2つの視点から、国内外のサイバーセキュリティ最新動向を俯瞰。そのうえで、総務省が進める政策について解説する。
世界中で進む保護主義政策、企業のセキュリティリスクにも大きな影響が!?PwC 村上純一氏に訊く
PwCコンサルティング 執行役員 パートナーの村上純一氏と、EnterpriseZine編集長 岡本拓也による対談セッション。実務とは少し距離を置いた視点から、セキュリティに携わる皆さんに役立つヒントをお届けする。
米国のトランプ政権による動向をはじめ、世界中で保護主義政策が進行していることは皆さんも感じていることだろう。この潮流が、サイバーセキュリティの分野でも深刻な影響を及ぼしている。国家支援型サイバー攻撃の増加、技術の分断、国際的な情報共有の困難化などが進み、企業が直面する新たなリスクが顕在化しているのだ。
本講演では、これらの課題を整理し、企業が中長期的に考慮すべき事項について考察する。経営に携わる方や、IT領域以外でのリスクマネジメントに携わる方にもオススメのセッションだ。
Security Online Day 2025 秋の陣
- 開催日:2025年9月4日(木)、5日(金)
- 会 場:オンライン
- 参加費:無料(要事前登録)
- 主 催:株式会社翔泳社 EnterpriseZine編集部
- イベント詳細・申し込みはこちら
※席数に限りがございます。お早めにお申込みください。
※当日ご視聴された方の中から抽選で20名様に、翔泳社が手掛けるIT書籍のプレゼントを実施いたします。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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