Absolute Security(以下、Absolute)は、同社のAbsolute Resilience Platformに新機能を追加すると発表した。生成AIアシスタントにより、エンドポイントデバイスのセキュリティとコンプライアンス状態に関する重要な質問に対して、自然言語クエリで瞬時に回答を得ることが可能になるとしている。
また、強化されたアプリケーション制御機能により、すべてのデバイスで重要なエンドポイントおよびネットワークセキュリティ対策が確実に実装され、最大限の有効性と効率性で稼働することを実現すると述べている。カスタマイズ可能なダッシュボードが、各組織のITおよびセキュリティ環境に特化した詳細なインサイトを提供するとのことだ。加えて、AIを活用したレジリエンスを基盤として構築されたこれらの機能は、より迅速な意思決定を可能にし、CISOやセキュリティチームがエンドポイントのパフォーマンス、コンプライアンス、セキュリティに悪影響を与える問題の修復を迅速化できるよう支援するという。
Absolute Secure Endpoint 10のリリースに搭載された新機能は、セキュリティとコンプライアンスにおいて以下の主要なメリットを提供するとのことだ。
- ユーザーの環境のセキュリティ、コンプライアンス、パフォーマンス状況について瞬時に回答を取得し、エンドポイントに悪影響を与える問題の迅速な解決を実現。Absolute AI Assistantを使用することで、セキュリティチームは自然言語クエリを活用して重要な情報へのアクセスを迅速化し、手動のプロセスを排除して効率を最大化できるという
- 組織独自のプロセス、ワークフロー、修復手順に応じて重要な情報を視覚化する機能により、セキュリティとIT環境を完全に制御可能に。Absolute Customizable Dashboardsにより、セキュリティチームとITチームは分散したデータを一画面に集約し、異常の検出、運用の効率化、データに基づいた意思決定が可能に
- すべてのエンドポイントに配置された最重要のセキュリティ対策とリスク制御のオペレーショナル・レジリエンスを維持し、脅威、リスク、複雑な環境から組織を保護。Absolute Required Applicationsにより、セキュリティチームは重要なビジネスアプリケーション、セキュリティ制御ツール、管理ツールを確実に展開し、生産性、セキュリティ、コンプライアンス、ソフトウェアのROI(投資利益率)を最大化するとしている
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