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NetAppはAIのために「ストレージの再発明」を宣言 国内「ぶっちぎりNo.1」への一手となるか

「NetApp INSIGHT 2025」現地レポート

メガクラウドや既存のデータ分析プラットフォームとは「補完的」

 INSIGHT 2025でNetAppは、AI活用の本格化を受けて、「AIデータパイプラインの処理はインフラ側が担うべき」というビジョンを具体化するためのデータプラットフォーム製品群を発表した。ただし、ストレージ市場における従来の競合であるHPEやDell Technologiesがストレージ側でのAIデータ処理を重視している点、またNVIDIAとの協業を重視している点でもアプローチの方向性は似ている。そうした中でNetAppが今回独自に示した価値は、AIデータパイプラインの処理を広く網羅するAIDEを、圧倒的な拡張性と柔軟性を持つ分離型アーキテクチャの最新ストレージ製品と一体で製品化し、「AI時代に向けたエンタープライズグレードのデータプラットフォームを業界に先駆けて包括的に提供する」という点に集約されると言えそうだ。

 一方で、AIをデータの側に持っていくというNetAppの戦略が、新たな競合関係を生む可能性もある。データパイプラインについては、NetAppが蜜月関係を強調するAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft、Google Cloudといった主要パブリッククラウドベンダーや、協業関係にあるDatabricksやSnowflakeなどのデータ分析プラットフォームベンダーが担う部分も大きい。NetAppは今後、彼らとどのように付き合っていくことになるのだろうか。INSIGHT 2025期間中、報道関係者のインタビューに応じたクリアン氏は、次のように回答した。

 「今回の発表は、これまでシステムとしての技術を販売するソフトウェア企業だったNetAppをデータソフトウェア企業へと進化させるものだ。NetAppは文書、メッセージ、ログファイル、動画、音声といったあらゆる非構造化データを、AIアプリケーションで非常に容易に活用できるようにする基盤を提供している。これによりユーザーは、従来と比べてはるかに多様な方法でストレージを活用でき、大きな価値を得られる。既存のデータプラットフォームプロバイダーが解決できない方法で非構造化データの課題を解決しているため、彼らとは協力できる。一部重複する領域はあるかもしれないが、補完的な関係はこれから拡大していくと考えている」(クリアン氏)

APACメディアのインタビューに応じるクリアン氏
APACメディアのインタビューに応じるクリアン氏

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ポジションの変化は日本市場での「ぶっちぎりNo.1」に向けた重要な一歩

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この記事の著者

本多 和幸(ホンダ カズユキ)

山形県酒田市出身。2003年、早稲田大学第一文学部を卒業し水インフラの専門紙を発行する水道産業新聞社に入社。関連省庁担当記者や企業ニュース面キャップなどを経験。2013年に株式会社BCN入社。「週刊BCN」の記者として法人向けITビジネス領域の取材に従事。国内外の大手ベンダーから有力スタートアップま...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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