WorkdayのHRプラットフォーム「Workday HCM」にて、パトスロゴスの大企業向け人事・給与計算SaaS「Combosite人事給与」をAPI連携させる機能がリリースされた。APIを用いてWorkday HCMと双方向の人事給与データ連携を実現したサービスは、日本初だとしている。
これにより、Workday HCMを利用する企業は、Workday HCMと人事給与データを自動連携可能なサービスとして、大企業向け人事給与SaaS「Combosite」の選択が可能になるとのことだ。またリリースと同時に、従業員数千名規模のグローバル企業への導入が決定しているという。
Workdayとパトスロゴスは、2025年3月に戦略的パートナーシップを締結した。これは、グローバル展開を重視する国内企業に対し、効率的な給与ソリューションを提供することを目的としたものだ。
両社の製品を組み合わせた今回の新機能は、人事部門が抱える「従業員情報の二重入力」や「システム間連携に伴う時間・コスト」を削減するものだという。これにより、グローバル展開を重視する国内企業や、日本法人を有する外資系企業は、日本特有の複雑な給与計算業務にも柔軟かつ効率的に対応できるようになるとしている。
加えて、給与計算結果の可視化・分析を通じて、データに基づいた人事戦略の立案や、迅速で的確な経営判断の実現にも貢献するとのことだ。
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