2026年6月18日、Clouderaは「データレディネス・インデックス調査 2026」における通信業界の調査結果を発表した。同調査は世界のITリーダーを対象に実施され、データへのアクセス性、パフォーマンス、ガバナンスの課題が、通信業界のDX推進を阻害している現状を示した。
5GやSDNの導入によって通信業界のデータは急増しているが、同調査では事業者リーダーの90%がインフラ性能の問題で事業目標達成が制限されていると回答。データ基盤にも矛盾があり、89%の企業が「自社データの所在は把握できている」とする一方で、60%は戦略施策に必要なデータに実際にはアクセスできていないとした。また、33%のみがデータを完全にガバナンスできているとし、22%はデータ品質の問題によってAIやアナリティクス施策のROIが十分に得られていないと認識している。
一方で、AI活用に向けた明確な戦略を持つ企業は91%にのぼり、経営層によるインフラ整備の優先も93%が認めている。Clouderaは、AI価値向上にはリアルタイムインテリジェンスを支える信頼性の高い統合データエコシステムへの移行が重要と指摘。「AIをデータに近づける戦略」「厳格なガバナンスとセキュリティ基準を維持したプライベートAIへの関心の高まり」が挙げられている。
最後に、通信事業者がAI活用推進を本格化するためには、データアクセスとガバナンスの課題克服、およびデータレディネスの向上が競争優位性につながるとまとめている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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