NECは、省電力サーバ「Express5800/ECO CENTERシリーズ」において、現行モデル比で最大20%の省電力化を実現した2wayラックマウント型サーバ「Express5800/E120b-1」を製品化し、9月15日より販売活動を開始した。
新製品は、最大で8台のサーバに電力供給が可能な共有電源ユニット「EcoPowerGateway(エコパワーゲートウェイ)」に対応している。これにより、電力損失を抑えることで、個々のサーバに冗長電源を搭載した現行のサーバと比較して、最大20%の省電力化を実現したという。
共有電源ユニット「EcoPowerGateway」は、80 PLUS Gold(*1)認定を取得した変換効率92%の高効率電源を最大4台搭載しており、電源の冗長化が可能。新製品は本ユニットに対応したことで、一部の電源が停止してもラックシステムの稼動が継続可能となり、高可用性を実現したとしている。
また新製品は、CPUあたり最大6コアを搭載する最新のインテルXeonプロセッサ5600番台を採用し、かつメモリ容量を最大64GBまでサポートするなど、高速処理と仮想環境での動作実現がはかられている。
*1:80 PLUSは、80 PLUSプログラムが実施している電気機器の省電力化プログラムで、80%以上の変換効率の基準を満たした製品に対して、無印、BRONZE、SILVER、GOLDの4ランクを認定している。
■新製品の主な仕様
http://www.nec.co.jp/press/ja/1009/images/1501-01-01.pdf