Lotus の最大の魅力は「オールインワン」
長年Lotus製品を核にしてビジネスを展開するパートナー各社は、グループウェアあるいはコラボレーションツールとして、Lotusを選ぶべき理由は、どこにあると考えているのか。また、他社製品との優位性や最大の魅力とはなにか、各パートナーの代表者の声を紹介していこう。
Lotus Notes/Dominoをベースにしたワークフローソリューションなどを提供しているキーウェア西日本株式会社の浅居敬雄氏は、Lotus Notes/Dominoの最大の魅力について「オールインワン」であることを挙げる。「仮にメール機能に長けた別の製品があるのなら、その機能はもうLotus Notes/Dominoから切り離してもいい。Lotus Notes/Dominoは、より大きなコラボレーションあるいはナレッジという領域に特化した製品として、セキュリティの高いデータベースを作り、既存資産を継承していくことに活用する。そうしたご提案もできる」と浅居氏は語る。
また、Lotusが「古い?」という評価を受けることもある点については、リリース時の完成度の高さの表れであり、ユーザーがずっと使い続けることできたことが原因であると浅居氏は指摘する。「やっとLotus Notes/Dominoに追いついてきた他社製品が新しく見えてしまう。すでに完成度の高いLotus Notes/Dominoへの興味をさらに高めてもらうのは非常に難しいと思うが、Lotus Knows EXPOではその点を訴求したい」と浅居氏。
社内のノウハウなどが自然に溜まっていく場所
Lotusに特化したシステム構築サービスを提供しているアクロス株式会社の木村隆氏は、「間接業務や人と人とのコミュニケーションを補助する役割を担って登場したのがLotus Notes/Domino。グループウェアはメールやスケジュール管理などの機能だけで比較されがちで、例えばメールの機能だけで比べれば、他に優れた製品があるかもしれない。
しかしお客様にとってより重要なことは、仕事で使うものである上、ストレスなく利用できるもの、また過去の資産も継承できるもの。コミュニケーションを通じて、社内のノウハウなどが自然に溜まっていく場所がLotus Notes/Dominoだと言える」(木村氏)。
また木村氏は、「サーバーを1台立てれば、その中に全ての機能が包含されて、間接業務を進めることができる。こうしたパッケージソフトはLotus Notes/Dominoが先頭を走り続けている。また、全世界で利用されている仕組みなので、機能や使い勝手もどんどん熟成していっています。現在ご利用中のお客様にはこれからも使い続けていただきたいですし、使っていないお客様はこの機会に是非ご来場いただき、進化を続けるLotusワールドを体感していただきたい」と語り、イベントへの強い意気込みをみせた。(次ページへ続く)
「Lotus Knows EXPO 2010」10月21日(木)東京開催、10月26日(火)大阪開催
イベント詳細URL※ : http://www.seminar.jp/LKE2010/13/
【※ご案内コードについて】
「Lotus Knows EXPO 2010」の参加お申し込みには、下記7ケタの「ご案内コード」をご入力いただく必要がございますのでご注意ください。★お客様のご案内コード:9000013
進化を続ける先進的な Lotus の特徴
Lotus Notes/Dominoのマイグレーションをサポートし、15年以上Lotus Notes/Dominoを中心としたLotusのビジネスに携わっている株式会社CSKシステムズの村上英紀氏は、「過去の資産をそのまま継続して利用できる」ことこそがユーザーからよく聞く一番の魅力だと語る。
また、村上氏は「我々自身も、15年前に作ったデータベースを今でも使っています。そんな製品は他にはまずないのではないでしょうか。しかし一方で、Lotus Notes/Dominoは変わっていない、というのもよく聞く言葉です。しかしLotus Notes/Domino自身、進化を続けていますし、Lotus ConnectionsやLotus Quickrなど、新しい製品も登場してきている。今回のイベントは、そうした新たな潮流をきちんとお伝えする非常にいい機会」と語る。
IT基盤の構築や業務システムの連携といったLotus Notes/Dominoソリューションを提供している株式会社PFUの紺谷保夫氏も、「我々も長くLotus Notes/Dominoと関わっていますが、今では1対1のコミュニケーションに特化した機能も出てきています。従来の機能だけでなく、こうした特徴もうまくアピールしていきたい」と語り、先進的なLotusの特徴を強調する。
自社内のLotus Notes/Domino活用事例をベースに、プラスアルファのLotus Notes/Domino利用法までを併せて提供しているリコージャパン株式会社の瀬戸良彦氏は、Lotusは「古い?」という評価を受けることもある点について、「確かにずっとLotus Notes/Dominoを使っているお客様は、そのメリットがよく分からなくなってきているという現状がある」とLotus製品の魅力がユーザーに十分に伝わり切れていない状況を指摘。
その上で「ユーザーは、Lotus Notes/Dominoに馴染んでしまったために、逆にその進化が見えにくくなっている。バージョンアップやマイグレーションのしやすさなど、我々が伝えきれていないことはまだまだある」と語る。
Lotus の魅力が十分に伝わり切れていない
また、Lotus製品のソリューションベンダーとしての活動が13年目を迎える、株式会社大塚商会の丸山義夫氏は、近年メール依存型のユーザーが非常に増えていると指摘する。しかし、こうしたメール依存の情報共有のあり方も、SNS機能なども併せ持つLotus Notes/Dominoですべて解決できると言う。
さらに、丸山氏は、ベンダー側がLotus Notes/Dominoの可能性について、ユーザーにきちんとした提案ができていないという反省点があると指摘。
「現在、本当に悩まれているのはLotus Notes/Dominoのことをご存じない新規のお客様です。今回のイベントでは、そうした皆様に対しても、我々はLotusとお客様との“ハブ”として、Lotus Notes/DominoやLotus製品群の競合優位性を強烈にメッセージングしていきたい」と丸山氏は強調した。
上述したパートナーとは立場が異なり、Lotus Notes/Dominoの開発者向けの支援ツールを提供しているのが、チームスタジオジャパン株式会社だ。
チームスタジオジャパンの林ゆうこ氏は、「我々のお客様はLotus Notes/Dominoの開発されている方たちで、システムの移行期においては、今後もLotus Notes/Dominoを使い続けることを社内に納得させるための情報収集をされているようです。現場の方々には、今まで使っていたものをそのまま継続して活用していきたいという希望がとても多い。その時に我々は、消去法ではなく、Lotus Notes/Dominoを使い続けることで、企業としてこんな新しいことができるという提案を技術者の側からできるような情報をご提供したいと考えています。Lotus Notes/Dominoに付随するところで、実はこんなこともできますよとか、これで効率化を図ることができますよということも、ご紹介できれば」とLotus Notes/Dominoの有用性とイベントの意気込みを強く語った。(次ページへ続く)
「Lotus Knows EXPO 2010」10月21日(木)東京開催、10月26日(火)大阪開催
イベント詳細URL※ : http://www.seminar.jp/LKE2010/13/
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Lotus はクラウド環境や iPad 、iPhone でも利用可能に
また、「Lotus Knows EXPO 2010」では、パートナー各社の先進的なLotusの活用方法など具体的なノウハウも数多く紹介する予定だ。
大塚商会の丸山氏は、「Lotus Notes/Dominoのバージョンが8.5になり、Lotus Notes/Domino上で動くWebアプリケーションを簡単に作成できるXPagesという新しいテクノロジーが登場しました。また世の中では、iPadやiPhone4などの新しいデバイスも大きな話題を呼んでいます。今回はこのXPageを中心に、iPadやiPhoneからの活用例なども併せて、展示やハンズオンでお伝えしたい」と語り、同社では最新のLotus活用方法を本イベントで紹介する。
さらに、Lotus Notes/Dominoはクラウド環境でも利用できる。CSKシステムズの村上氏は、「今まさに、企業間コラボレーションをクラウド型サービスとして提供するLotusLiveが登場してきている。CSKシステムズも独自に、運用管理までを含めたプライベートクラウドのサービスを発表しました。Lotus Notes/Dominoの新しい利用形態として、LotusLiveや私たちのサービスを皆様にお知らせできれば」とLotusがクラウド環境にも柔軟に対応できることを強調した。
モバイル連携や Notes 移行も紹介
また、リコージャパンでは、運用などで悩みを抱えるユーザーを対象に、保守関係のメニューを充実させ、安心してLotus製品を利用できる環境構築の支援をアピールしていくと言う。「セミナーでは基本に立ち返り、ドキュメントの活用を改めて見直してみませんかというメッセージングをさせていただく予定です。現在の利用方法に悩まれているお客様に是非来ていただきたい」(瀬戸氏)。
PFUの紺谷氏は、今年のイベントでは、ECM(Enterprise Contents Management)の観点から、Lotus Notes/Dominoのメール機能を業務にうまく活用することができないかというアプローチを取っていくと語る。
「Lotus Notesのメールをドラッグ&ドロップ、あるいはLotus Notesメールのビューにあるボタン1つ押せば、既存の業務システムへメールデータを取り込み、既存の業務システムを支援できるという点を皆様に見ていただきたい。長い間Lotus Notes/Dominoを使ってきたがもう飽きてきたとか、新しいグループウェアが出てきたので、そっちを使ってみたいとか、もし思われているのなら、是非足をお運びいただき、我々に今のLotus Notes/Dominoの特徴をお聞きいただきたい」(紺谷氏)。
キーウェア西日本の浅居氏は、「まいきゃび」という同社のワークフロー製品と併せて、十数年間、Lotus Notes/Dominoを中心に据えたソリューションを提案してきたことに触れつつ、「今回はそこに、iPhoneなどを利用したモバイルソリューションを連携し、SFAやeラーニングなどの新しい使い方をお見せしたいと考えています。既存のお客様だけでなく、新規でグループウェアを導入したい、あるいは他社製品を使っているが、それをリプレイスしなければならないというお客様に、是非来ていだたきたい」とスマートフォンなどとのモバイル連携やNotes移行などについて紹介していくとのことだ。(次ページへ続く)
「Lotus Knows EXPO 2010」10月21日(木)東京開催、10月26日(火)大阪開催
イベント詳細URL※ : http://www.seminar.jp/LKE2010/13/
【※ご案内コードについて】
「Lotus Knows EXPO 2010」の参加お申し込みには、下記7ケタの「ご案内コード」をご入力いただく必要がございますのでご注意ください。★お客様のご案内コード:9000013
40社にのぼる Lotus パートナーが一堂に集結する「Lotus Knows EXPO 2010」
アクロスの木村氏は「Lotus Notes/Dominoという名前は、今も昔も変わっていませんが、その中身は実に新しくなっています。いわば、“最も過去を継承した新製品”XPagesなど、まずはこうした新しい機能をご紹介していきたい」と語り、同社のセッションでは、マイグレーションの価値に焦点を当てて訴求していくと言う。
また、同社の展示ブースでは「もっとLotus製品を活用したいが、どうすればいいのか分からない」といったユーザーに向けての解決策を提示していくと言う。「今後どうしていこうかと迷われていたり、Lotus関連の情報が足りないという方には、是非ご来場いただきたい」(木村氏)。
チームスタジオジャパンの林氏は、「我々の製品は開発者向けの支援ツールですが、実はサービスやソリューションもご提供しています。今回のポイントの1つとして、そうした新しい側面をセッションや展示を通じてお伝えしたい。また従来は、開発者の方を対象にしたお手伝いが中心だったのですが、今回は運用担当者の方たちに対して何ができるのかなどに焦点を当てて、セッションを行っていく」と同社のセッションと展示の特徴を語る。
今回、10月21日(東京)、10月26日(大阪)で開催される「Lotus Knows EXPO 2010」に先駆け、Lotusの数あるパートナー企業の中から、7社にLotusの魅力と本イベントの見所を語っていただいた。他にも本イベントでは、40社にのぼるLotusのパートナー企業が一堂に会し、セッションや展示を行う予定だ。今後のグループウェアや企業コラボレーション市場を占う上でも見逃せないイベントとして注目だ。
「Lotus Knows EXPO 2010」10月21日(木)東京開催、10月26日(火)大阪開催
イベント詳細URL※ : http://www.seminar.jp/LKE2010/13/
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