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キーワードは「アジリティ(=俊敏性)」/HPの新たなアプライアンス戦略


5TBまでならかなりお得なデータウェアハウス・アプライアンスが登場した

 もう1つの密結合アプライアンスが、HP Business Data Warehouse Applianceだ。これは4UサイズのラックマウントサーバーDL370サーバー1台にコンパクトにパッケージ化された製品だ。とはいえ、この小さな筐体の中に5TBまでのデータを蓄積でき、96GBのメインメモリが搭載される。これに、3年間分の24時間365日のサポートを含んだ費用は、665万7000円(税込み)。

 ちなみにこれには、SQL Serverのライセンス費用は含まれていない。しかしながら、多くの企業が企業単位でのボリュームライセンス契約を採用している現実もあり、「あえてSQL Serverのライセンスは含まなかった」と寺崎氏は言う。

 中堅規模の企業であれば、現実的には数100GB程度のデータウェアハウスが多いことを考えれば、このデータサイズでも十分だろう。

 3月に発表したHP Business Decision Applianceと組み合わせた場合の価格は、1061万7000円(税込み)となる。「従来数千万円が当たり前のデータウェアハウスが、HPとマイクロソフトの協業により1000万円で手に入る」と寺崎氏。商流もHP ProLiantサーバーを扱っているパートナーから提供できるので、かなり「カジュアル」にデータウェアハウスを導入できることになりそうだ。

 1つ気をつけたいのは、このHP Business Data Warehouse Applianceには拡張性がないということ。なので、導入時にすでに3TB程度のデータ容量があり、今後どんどんデータが増えることが予測されるような場合には、これを選択すべきではないだろう。とはいえ、この上のアプライアンスは500TBクラスのHP Enterprise Data Warehouse Applianceになってしまう。数10TB規模のデータ容量となる場合には、データウェアハウスのリファレンス構成であるHP SQL Server Fast Track Data Warehouseを選択し、自社に最適な構成を検討する必要があるだろう。

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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