企業向けクラウド
企業向けクラウドの代表格はGoogleAppsだろう。Gmailで培った技術を活かしたメールを中心としたクラウドサービスだ。見た目はGmailと同じようだが、その実は企業向けに作り込まれている。
中小企業にとって、メールやグループウェアを運用するために情報システム部門あるいはその機能を社内に持たせることは、極めて負担が大きい。人を配置するにしても、社内にメールサーバやグループウェア用のサーバ、ファイルサーバなど複数が存在していれば、一人を配置すればいい、というのは無理がある。休みを取ることもあるだろうと考えると複数の人員が必要になってくる。
しかし、GoogleAppsを導入すれば、メール、カレンダーといった基本的なものはクラウド上に置かれ、しかも中小企業が社内で運用するよりも不具合が生じる可能性が少なくなるのは大きなメリットだ。弊社でも、メール、カレンダーに加えて、ドキュメントサービスを使用し、データや情報の共有に使用している。スプレッドシートはExcel、文書はWord、プレゼンテーションはその名の通りPowerPointに変換してダウンロードすることもできるし、その逆にExcelをアップロードしておくこともできるのが大きなメリットだ。
そして、GoogleAppsはスマートフォンで利用することに非常に適している。iPhoneであれば簡単にメール設定できるし、同時にカレンダーにもスケジュールが反映される。また、AndroidはGoogleが提供しているスマートフォンOSであるため、Android端末では非常に使いやすいサービスである。
また、当社が利用している企業向けクラウドにZohoがある。Zohoは中小あるいはもっと小規模な企業向けのクラウドサービスだ。メールやカレンダーといったGoogleAppsと同じサービスもあるが、もっと有効なサービスが豊富に用意されている。その一部をご紹介しよう。
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大木豊成(オオキトヨシゲ)
イシン株式会社 代表取締役シンガポール大学(現NUS)卒業
米国PMI認定Project Management Professional取得ソフトバンク株式会社で、Yahoo!BB事業立ち上げ、コンタクトセンター立ち上げ、おとくラインサービス立ち上げなど、事業・会社とサービスの立ち上げを担当。現在は「人と会社...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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