SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

EnterpriseZine編集部ではイベントを随時開催しております

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

IT Initiative Day(AD)

NTTPCのクラウド型メール ~高セキュリティとスムーズ移行の秘密~

IT Initiative Day/メールセキュリティ NTTPCコミュニケーションズ セミナーレポート

今までクラウド型メールへの移行をためらっていたエンタープライズ企業が徐々にクラウドへ移行し始めている。そうした企業の要件は、セキュリティ、信頼性、可用性、スムーズな移行。2011年11月11日に開催された『IT Initiative Day 2011/メールセキュリティ・スペシャル』での、NTTPCコミュニケーションズ 及川光氏のセッションでは、数千IDの移行事例を元に、クラウド型メールへ移行するためのポイントが、具体的に解説された。

メールのクラウド化の意向は高いが懸念も残る

株式会社NTTPCコミュニケーションズ
データセンタ事業部 サービス開発部
及川 光 氏
株式会社NTTPCコミュニケーションズ データセンタ事業部 MailLuck!サービスオーナー 及川 光 氏
 

 パソコン専門誌が2011年7月に公表したアンケート調査で、企業が今後クラウド化したいものとして上位に挙がったのはメール、グループウェアなどの情報系サービスだった。その中でメールのクラウド化の意向が強い理由について及川光氏は「セキュリティとアーカイブ」と見ている。企業は自前でのウイルス、スパム対策に疲れ、同時に内部統制対応のために証拠をいかに残すかが課題になっているからだ。またデータは肥大化する一方であり、必要なリソースを得たいという意識もメールのクラウド化を検討する理由となっている。

 メールシステムのクラウド化の状況はどうか。2011年7月に調査会社が行ったアンケートでは、オンプレミス57.2%、全てクラウド、ホステッド型が31.3%、スパム対策などの一部で利用が11.7%となっている。これまで大手企業の場合は圧倒的にオンプレミスが多かったが、そこにでもクラウド化の検討が開始されている。

 一方、企業のクラウド利用における課題・懸念は、徐々に減少している。その要因について及川氏は「企業がクラウドの特徴と、適した自社業務について勉強してきた結果」と見ている。それでもクラウドに移行しない理由として多くの企業が挙げているのが「社外サービスのセキュリティ・レベルがわからない」というものだ。実際、クラウドのサーバに障害が生じた場合、実際に何が起きるのか、なかなか見えづらい。

 また、「クラウドサービスの料金が思ったほど安くない」というのも、大きな理由として挙げられている。また、規模が大きいシステムの場合、移行コストが高くなる。既存システムとの連携も簡単ではない。また、サービスに定期的に機能が追加され、その結果料金への反映や安定性への支障が生じるという懸念がある。以上の不安を払拭できれば、企業の規模にかかわらず、クラウド化が進展すると期待できる。

次のページ
移行成功のためのポイントは5つ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
IT Initiative Day連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/3699 2012/01/26 16:30

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング