SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

  • ニュース
  • 新着記事一覧
  • Security Online
  • DB Online
  • イベント

    【開催予定】EnterpriseZine Day 2025 Summer
    2025年6月20日(金)オンライン開催

    HR×Data Forum
    2025年5月27日(火)オンライン開催

    • IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

      IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

    • SaaS ERP最前線──適者生存の市場を勝ち抜く企業はどこに

      SaaS ERP最前線──適者生存の市場を勝ち抜く企業はどこに

    • 酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

      酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

  • ブログ

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

【開催予定】EnterpriseZine Day 2025 Summer

2025年6月20日(金)オンライン開催

HR×Data Forum

2025年5月27日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

オラクル・キュレーション by Oracle ACE

Oracleのストレージ管理に何故ASMを選ぶのか? ―12月の人気記事

第6回


従来のストレージ管理方式の課題をASMが一掃

 ASM以外のストレージ管理方式としては、以下が挙げられます。

  •  ファイルシステム
  •  rawデバイス
  •  3rd Partyベンダー製Volume Manager

 Oracle9i Database以前のリリースでは、ASMが提供されていなかったため、上記3つのストレージ管理方式から選択することが一般的でした。

 それでは、それぞれについて見ていきましょう。

 ファイルシステムを用いた場合、管理性が高く、コスト面でも有利ですが、例えばファイルキャッシュとDatabase Buffer Cacheの関係、ファイルシステムのブロックの偏りなどによって、パフォーマンスが最適化されない、といった課題がありました。

 rawデバイスを用いた場合、パフォーマンスには最も優れる一方で、ボリュームの管理が煩雑になる、動的なボリュームの成長に対応できない、といった課題がありました。

 3rd Partyベンダー製Volume Managerを用いる場合は、rawデバイスの管理性問題は解消される一方で、Volume Managerの追加費用がかかる、設計・セットアップの費用がかかる、といった別の課題が挙がる場合がありました。

 これらの課題を一気に解決するソリューションとして、Oracle Databaseに最適なストレージ管理機能を提供するASMが登場しました。

 ASMを用いることにより、"全てのディスクのIOPSをまんべんなく使う"ことができ、ストレージ性能の最適化が行われます。

 また、構成についてはASMCAユーティリティを用いることで、DBCAライクな設定・構築が行うことができます。定常的な管理については、asmcmdコマンドを用いることで、Unix/Linuxライクな操作が行えます。

ASMCAでボリューム(Disk Group)の構築
 ASMCAでボリューム(Disk Group)の構築

 asmcmdコマンドの使用例

 さらにOracle Enterprise Mangerを用いることで、GUIベースの管理を行うことも可能です。

Enterprise ManagerでGUI管理
 Enterprise ManagerでGUI管理

 このようにASMは、最適なパフォーマンスが得られることに加え、DB管理者/システム管理者も違和感なく容易に使うことができるというメリットがあります。

 「エンジニアから見たOracle Database Applianceの特徴とは?」で紹介した、Oracle Database Applianceの構成としてもASMが組み込まれています。

 最近のOracle Database管理者にとって、ASMはいまや習得必須のテクノロジーであり、ストレージ管理の"常識"となった、と言えるでしょう。

 ***

 1月はどんな記事が人気になるでしょうか?

 次回も、皆様が"使える"ネタを提供していきたいと思います。

 ▼「好奇心が、エンジニア人生を豊かにする。」 oracletech.jp

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
オラクル・キュレーション by Oracle ACE連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

矢木覚(ヤギサトル)

  Oracle ACE SIerにおいて、Oracle Databaseの最新技術を用いた、企業システムの基幹システム設計/構築に携わる。大規模RACやOracle Exadataによるシステム設計・データベース統合等を行ってきた。その経験を基に、現在ではオラクルの技術を広めるエヴァ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/3741 2012/02/10 18:33

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング