Oracle Databaseのインストールはむずかしくない!
Oracle Databaseのインストールは、バージョンが新しくなるほど簡単になっています。Oracle8iでGUIのインストーラが提供され、その後Oracle9i Databaseで日本語表示に対応しました。
さらにOracle Database 10gでは今や伝説となったガッツ石松氏と猿のモモちゃんによるインストール対決が行われるなど、データベースとしての機能と共にインストールの手軽さも進化を続けてきました。最新のOracle Database 11g Release2では、インストールに必要なOSの設定を自動的に行ってくれる機能まで実装されています。
今や誰でも簡単にインストールできると言っても過言ではありませんが、ただインストールすれば良いというものではなく、実際にデータベースが使えるようになるまでにはいくつかの初期設定が必要です。
本連載では、Oracle Database 11g Release2のインストールだけではなく、データベースが使えるようになるまでの初期設定を含めて詳しく解説します。
実際に使用するコマンドや画面はもちろんのこと、現場のノウハウも交えながらステップ・バイ・ステップで解説しますので、初心者の方でも心配ありません。
アシストの新人教育にも使われている手順なので、安心して読み進めてください。
第1回目となる今回は、Oracle Database 11g Release2のインストール手順について解説します。