SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day Special

2024年10月16日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

DB Press

日立のインメモリ型分散KVSが登場!その背景と技術的特徴を訊いた

日立製作所は2012年2月29日、クラウドサービスプラットフォーム「Cosminexus」の最新版を販売開始した。そこで新たにラインナップされた製品の一つがインメモリ型データグリッド製品「uCosminexus Elastic Application Data store」。データを複数のサーバのメモリ上で分散処理することで、高速で高信頼なデータ処理を可能にする。本稿では、EADs誕生の背景と技術的特徴を訊いた。

ソフトウェアに従来とは異なる機能性が求められている

 日立製作所は2012年2月29日、クラウドサービスプラットフォーム「Cosminexus(コズミネクサス)」の最新版であるv9を販売開始した。そこで新たにラインナップされた製品の一つがインメモリ型データグリッド製品「uCosminexus Elastic Application Data store(以下、EADs(イーズ))」。データを複数のサーバのメモリ上で分散処理することで、高速で高信頼なデータ処理を可能にする。

 日立製作所 ITプラットフォーム事業部 梅田多一氏
日立製作所 
ITプラットフォーム事業部 梅田多一氏

 EADs開発の背景としてITプラットフォーム事業本部の梅田多一氏は「ITシステムを取り巻く環境の変化」を挙げる。

 「あらゆる企業・個人に関わる情報がIT化し、人に起因する情報と機械から生み出される情報のデータ量が爆発的に増えている一方で、そうした情報を有効に活用できているかといえば、なかなか進んでいないのが実態です」(梅田氏)

 一方、ハードウェアは進歩している。CPUは高速化し、メモリは大容量化すると共に低価格化が進んでいる。同時に大量データを扱う技術も進化しており、多数のコモディティPCによる並列分散処理やインメモリデータ処理がトレンド化している。そこでは従来のRDBだけでは満たしにくい要件があり、ソフトウェアには従来とは異なった機能性が求められている。

 「そこで今回、NoSQLの分散KVS製品であるEADsが開発され、提供されることになりました」(梅田氏)

次のページ
超大量データ処理を支えるEADsの4つの特長

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
DB Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

久原 秀夫(クハラ ヒデオ)

フリーランス/ITライター

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/3991 2012/06/06 00:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング