12日、富士通株式会社と松下電器産業株式会社は、富士通の生産管理システムと松下の工場見える化システムを連携させた「製造業見える化ソリューション」を、両社で販売活動を開始したと発表した。同ソリューションでは、生産管理システムで感知した製造現場の進捗遅延や製造設備の一時停止といった状況を瞬時にネットワークカメラで撮影し、その映像を原因究明分析に役立てることができる。
同ソリューションの導入により、製造設備の異常時だけではなく、人的作業による異常に対しても、瞬時にカメラを向けて映像として記録することが可能となり、製造設備の一時停止や緊急停止の原因分析、また、組立作業が遅延した原因について、作業分析や動線分析などの人の動きを加味した分析も可能だ。両社は、同ソリューションにより、現場の見える化を高レベルで実現し、稼働率向上、生産性向上に貢献していく。
なお、両社は6月25日~27日に東京ビッグサイトで開催される「第19回 設計製造ソリューション展」の富士通ブースにて、共同デモ展示を行う予定だ。
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第19回 設計製造ソリューション展