アジャイルはエンタープライズへ - 「Regional Scrum Gathering Tokyo 2014」開催
アジャイルのエキスパート3氏が来日し、2014年1月14~15日に秋葉原UDXで講演
エンタープライズ・スクラム-マイク・ビードル氏

マイク・ビードル氏は、教育、コンサルティング、メンタリング、コーチングを提供するほか、実地でコンサルタントや開発者、スクラムマスターを提供することで、スクラムを多くの人や会社に紹介してきた。彼の認定スクラムマスター研修では、エンタープライズ・スクラムに重点がおかれているという。
ビードル氏が関わる企業は、ソフトウェア開発企業のみならず、銀行やヘッジファンドなどの投資企業からアメリカ国防総省のような政府機関まで多岐にわたる。
ビードル氏は、草創期からのスクラム開発のキーマンの1人。先行したのは、「アジャイルソフトウェア開発宣言」の起草者の1人、ジェフ・サザーランド氏らのチームだったが、ビードル氏を確固たる存在にしたのは史上初のスクラム書籍『アジャイルソフトウェア開発スクラム』(2003年、ピアソンエデュケーション刊)の共著だった。それまで、実践者たちによる開発手法であったスクラムを書籍としてまとめ、世界へ普及させる足がかりを築いた。
スクラムは、アジャイルマネジメントのフレームワークだが、ソフトウェア以外の一般的なマネジメントに適用させ、企業のニーズにあわせてスケールを合わせ、既存のビジネスプラクティスに組み入れていくことは簡単ではない。
ビードル氏の講演では、スクラムの初期から大規模なプロジェクトに関わってきた同氏の経験に基づいた事例や知見が多数紹介される。また、スクラムを今日のビジネス環境により適応する形に一般化し、スケールを合わせる技法を紹介していく予定だ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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