前回は経営管理に活用するため、固定費は3つに分類する必要があること、営業所などの部門損益を確定するために行われる共通固定費の配賦基準をよく考えないと、社員のモチベーションの低下につながることを指摘しました。固定費は付加価値を生み出す源泉ですが、この他にも経営に大きな影響を与えます。たとえば固定費は、①販売目標を制約し、②増益率、減益率に大きく影響します。今回は、固定費が与える経営へのインパクトを解説します。固定費のインパクトを理解いただき、事業計画に活かしましょう。
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千賀 秀信(センガ ヒデノブ)
公認会計士、税理士専門の情報処理サービス業・株式会社TKC(東証1部)で、財務会計、経営管理などのシステム開発、営業、広報、教育などを担当。18年間勤務後、1997年にマネジメント能力開発研究所を設立し、企業経営と計数を結びつけた独自のマネジメント能力開発プログラムを構築。「わかりやすさと具体性」という点で、多くの企業担当者や受講生からよい評価を受けている。研修、コンサルティング、執筆などで活躍中。日本能率協...
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