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イノベーションブームは何かおかしい--中計に潜む落とし穴

イノベーターへの処方箋:Innosight流イノベーションの興し方(第4回)

大企業が破壊的イノベーションに対峙するための「イノベーション・ロジック」とは?

 国内でデジタルカメラを製造販売している企業は約10社あります。しかし、どこの企業もGoProのようなアクションカメラを生み出すことができませんでした。つまり、破壊的イノベーションは自社で興せなくても、いつかは起きるものです。

 しかし、「ローテク」で「小さな市場」をターゲットにした「理解しにくい価値」を持つようなシーズを、大企業の中で育むことは通常のロジックではできません。新たな経営戦略へのロジック、つまり「イノベーション・ロジック」が必要になります。イノベーション・ロジックのポイントをいくつか紹介すると、以下のようになります。

  • 「破壊的イノベーションは将来確実に起きるもの」という前提に立つ
  • 既存の積み上げによる事業だけでなく「不連続な未来からのバックキャストを行う」
  • 不確実な事業は不確実なまま描き、学習プロセスを織り込む(未知の知)
  • 供給側にとってのロジックである「規模の経済」と、需要側のロジックである「ジョブ」を分けて考える
  • 破壊的イノベーションと持続的イノベーションは異なるプロセスで管理する
  • アイデアは思いもよらないところから出てくるという前提で「柔軟なプロセス」をつくる
  • 小さな市場でも「存在するかどうかを検証するプロセス」を持つ
  • 既存リソースの活用という観点を超えて、「未来に必要なリソースの獲得」という不連続な成長を図る
  • 業務の遂行能力だけでなく、「事業の発見力の高い人材」を採用・育成・登用する
Future Backプロセス
図2:Future Backプロセス

 イノベーションのブームに乗ったついでに、中計のロジックをイノベーション対応にしていきましょう。

「イノベーションのジレンマ」実践講座3:Future Backアプローチ講座、6月24日開催!!

未来のありたい姿からイノベーションを推進する

 

クリステンセン教授設立のInnosight社の日本公認パートナー、INDEEJapanの津嶋辰郎氏、津田真吾氏を講師に迎え『イノベーションのジレンマ』の内容を理解し、既存企業において「事業づくり」を行う方法を解説します。

 

日時:2014年6月24日(火)10:00~19:00(受付開始は9:30)

参加料:64,800円(税込)

参加特典:懇親会無料

会場:株式会社翔泳社(東京・四谷三丁目)

お申込・詳細 ⇒ こちら

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この記事の著者

津田 真吾(ツダ シンゴ)

日本アイ・ビー・エム、日立グローバルストレージテクノロジーズ、iTiDコンサルティングを経て、イノベーションコンサルティングおよびハンズオン事業開発支援に特化したINDEE Japanを設立。HDDの開発エンジニア時代に「イノベーションのジレンマ」に触れ、イノベーションの道を歩み続けることを決意する。その著...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/5929 2014/06/18 08:00

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