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企業データ活用は次のステージへ 地図機能やテキスト分析の敷居を下げる

第三者データとの組み合わせでより新たなビジネス機会を創造する

 近年、ビッグデータが注目されており、多様な情報を組み合わせることで新たな気づきを得るという話を耳にしているはず。実際に「やってみたい」と思ったとしても「まだ一般の企業には敷居が高いのでは」と感じている人は少なくない。最初の壁となるのが、外部のデータをどう入手するか。より最新のデータをいかに早く入手して分析や集計のシステムと組み合わせるか、だ。

 そこに力強い味方となりそうなのが、ウイングアーク1stの第三者データ提供サービス「3rd Party Data Gallery」だ。事業者・建物・施設データ、地理・気象データ、商品・消費動向データ、人口・世帯統計データ、評価・口コミデータといった分野のデータをピックアップして入手できる。まるでデータの卸市場のように多様なデータソースを取りそろえており、データ活用の幅が広がりそうだ。

 自社が持つデータにこうしたデータを組み合わせると、より客観的な視点で分析を行うことが可能となる。大畠氏は企業が新規出店を考えていることを想定してデモを行った。新規出店候補地として有楽町と新橋が挙げられていたとする。地図上に昼間の人口の年代別分布や既存店舗分布を表示することで、候補地が競争の激しいレッドオーシャンか逆のブルーオーシャンかが把握できる。競争は激しいのか、チャンスは大きいのか、戦略に合っているのか、事前に多くのことを知りうるというわけだ。

 また大畠氏はウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」で「チャートとデータの仮想統合を実現します」と話す。会計システムや販売データといった分析から得られるチャートやレポートをメッセージとして共有したり、気づきのコメントなどをダッシュボード上で統合したりする。一見簡単そうに見えるが、システムやデータソースが異なると統合するのは簡単ではない。また、部や企業の統廃合だけでなく、グループ企業や海外のデータソースを活用したいという要望も出てくる。ウイングアーク1stでは、「MotionBoard Bridge Service」で離れた場所のデータ統合や、「File Connetor」にてクラウドストレージ上のデータ活用までも実現する。

 チャットとデータの仮想統合
チャットとデータの仮想統合

 大畠氏は最後に「これらの新しい機能を搭載したMortionBoard Ver5.5を、5月に始動します」と新バージョンについて予告した。企業のデータ活用を飛躍的に高め、ビジネス成長につなげられそうだ。

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

EnterpriseZine/Security Online キュレーターフリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Online の取材・記事も担当しています。Webサイト:https://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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